HBCで毎週木曜日に放送中の『グッチーな!』から、”北海道の美味しいもの”をご紹介します。
今回は、老舗が作った新たな逸品、「にしんすぱ」 と 「にしんめし」 に注目します。
日本海に面した豊漁の町・岩内町。この町に、創業109年、地元水産品の加工販売を行ってきた「一八興業水産(いっぱちこうぎょうすいさん)」があります。
岩内町と言えば、かつてニシン漁で栄えた道内屈指の歴史を誇る町。
かつては、春先になると前浜にニシンがワンサカと群来し、その産卵行動で海が白く染まったのだとか。
そんな岩内町に生まれ育った3代目社長である紀(き)さんは、
「もっと多くの人に北海道産のニシンの味を知ってほしい」と強い思いで商品開発に取り組みました。
最初にご紹介するのは 「にしんすぱ」 です。
「にしんをもっとおいしく手軽に」をテーマに作ったというこちらの逸品。和風の加工が多いにしんですが、オリーブオイルに漬けたことにより、パスタに合わせて洋風に味わえる商品になっています。
「にしんそばがあるように、ニシンスパゲティがあってもいいなと思ったんです」と、開発当時を振り返る紀さん。
「にしんすぱ」は、にしんの臭みや小骨は気にならず、旨みだけを引き出した一品になっているんだとか。パスタの上にあえるだけで、いつものパスタがワンランクアップします。
早速、地元・岩内のカフェで、ペペロンチーノを作ってもらいました。
調理をしてくれたのは、「Café&bar isalibi(カフェアンドバー イサリビ)」の目黒聡美さん
フライパンに、にしんの旨味が染み出た「にしんすぱ」のオイルと、にんにくを入れて、香りが立つまで火にかけます。
香りが立ったら、玉ねぎスライスを加えて、きつね色になるまで、さらに炒めます。そこに茹でたパスタを入れて、ハーブ塩や、ブラックペッパーなどをお好みでふりかけても◎。
お皿に盛ったら、パスタの上にドーンと、「にしんすぱ」のにしんをトッピングして完成!
「にしんすぱのオイルは、味が染みていてとても美味しいんです!」と、目黒さん。
ちなみにこちらの「にしんすぱ」は、北海道が主催する「新技術・新製品開発賞(平成29年度)」で見事、食品部門の大賞に輝きました。
「うちの商品の一番の特徴はにしん独特の臭みを抑えている点にあります。そこに行き着くまでには多くの壁にぶち当たり、いろんな人に相談し、試行錯誤を繰り返しました」
紀社長は、にしん独特の臭みを抑えるアイデアとして、チーズ製造の過程で副産物として発生する、ホエー(乳清)に着目。
ホエーに、天然ミネラル豊富な岩内町の海洋深層水を混ぜ合わせ、その液でニシンを下処理すると、まろやかに!にしんが苦手な方にもおいしく食べてもらえるような味わいになりました。
続いて注目するのは、「にしんめし」。
「にしんすぱを食べたお客様が、甘露煮はないかと。特に年配の方によく尋ねられまして」
北海道産のにしんと昆布、数の子を贅沢に甘辛く甘露煮風に、じっくりと炊き上げたという「にしんめし」。臭みも気にならず、にしんが苦手な方でも食べやすい逸品が誕生しました。
アツアツのご飯はもちろん、お蕎麦にのせるなど、手軽にいろいろなアレンジが楽しむことができます。
こちらは…「にしんめし」を使ったご飯!
「にしんめし」のにしんをほぐし、昆布を刻んで温かいご飯と混ぜるだけ。お好みで刻みネギ、ゴマなどを加えるとより風味が増して、美味しくいただくことができます。
こちらは…「にしんバーガー」!
バンズに挟んでハンバーガーにして食べても「ばっちり」の味でした。
パスタに、ご飯に、パンに!工夫次第でアレンジいろいろ。
老舗企業の新しい挑戦は、既存の概念を超える逸品を生み出しました!
この機会に、“老舗のこだわり”をあなたもご賞味してみてはいかが?
「にしんめし・にしんすぱ」
各2袋 1,800円(送料別)
■通販情報:HBCショップ【にしんめし・にしんすぱ】販売ページ
■一八興業水産株式会社
〒045-0001岩内郡岩内町字大浜68番地7
TEL:0135-62-1811 / FAX:0135-62-1835
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