2023.12.01

深める

「走る意味がわからなくなった…」車いすで目指す九州一周 出会い通じて見つけた51歳母の答え

札幌市に住む中環(なか・たまき)さん、51歳です。

体に障害があり車いす生活を送っています。

実は中さんは、車いすでの日本一周を目標としています。

おととしは沖縄一周356kmを達成、さらに去年は四国一周868kmを走破しました。

HBC『今日ドキッ!』(毎週月~金曜ごご4時50分~7時放送)の「もんすけ調査隊」のコーナーでは、中さんのそんな「挑戦」を追い続けてきました。

そして今年は、30日間で九州一周1300Kmへ。

挑戦は折り返しへ…熊本県に入った中さんに、ある異変がありました。

車いすで次は九州一周!暑い、痛い、重い…それでも走る51歳母についに異変?

走る理由がわからなくなった!?

この日、本来なら夕方までに到着するはずの場所に、日没後にようやく到着。

中さんにいったい何があったのかというと…

「ちょっとイジメにあって失語症になっちゃった男の子が来てくれたの」

実は中さん、熊本で、ニュース番組「夕方LIVEゲツキン!」に生出演していました。

夕方Liveゲツキン!(熊本放送)10月5日放送より

その放送を見た、失語症の男の子が会いに来てくれたのだといいます。

何かを言いたそうな男の子。

それを中さんはじっと待ちました。すると一言…

「がんばって」

男の子が、そう声をかけてくれたのだといいます。

「お母さんと号泣だよね。本当に嬉しかった。明日、がんばって走ろうと思ったもん」

さらに、中さんを見かけて、わざわざ追いかけてきてくれた女性もいました。

そんな応援に改めて背中をおされた中さん。

スタートから21日目、726Kmを走り、熊本県から長崎県へ入りました。

「難関」長崎へ

港町・長崎県は、世界遺産・大浦天主堂(おおうらてんしゅどう)などの建物や、皿うどん、カステラなどが有名な地。

実は出発前から、中さんが「今回最大の難関」と言っていた場所です。

その理由は2つ。

ひとつは、坂や石造りの道路が多く、その振動などで車いすで走るには負担が大きいこと。

もうひとつは、そんなハードな環境の中「サポーター」がいないこと。

さあ、実際に長崎を走り始めるとその心配はどうなったのでしょうか。

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

この記事のキーワードはこちら

SNSでシェアする

  • twitter
  • facebook
  • line

編集部ひと押し

あなたへおすすめ

エリアで記事を探す

FOLLOW US

  • twitter