2023.11.20

深める

「推し」の話ばかりしてくる友人にモヤモヤする...。どうしたらいい?【お悩み#50】

これ、推しトークに限らずどんな場面でも、このこころ構えひとつで、人の話を聞くのが途端に楽しくなるから、結構オススメ。

「へーーーっ!昨日の地上波、〇〇君のカメラ目線が可愛かったのねそうなのねーーー。ちょっと写真とかある見せて?……やーーーほんとに可愛い!目血走ってる!←」ってな感じで(このパターンは相手に刺されかねないわね……)、真面目に聞いてるようでフワッとしか聞かずに、自分にとってのツボを相手の話からつまみ食いする。

これで、その話題自体には興味が無かったとしても、おのれの関心を軸に、ファニーやインタレスティングといった感情を自分に対して生み出すことができるようになるってわけ。
相手の話を無視しているわけでもないから、その点でもグッド。話も聞きつつ身をさっと交わす、そんな戦略をふぐさんも取ってみたらどうかなって思うの。

「そろそろどう?ハマってきた?」とか直球の確認されたら「うん!割と!」とか「あんたのおかげで勉強中だわ!」とか、しれっと流しちゃって大丈夫

その上で相手の様子のおかしさを、友達だからこそしっかり好き勝手ついばんであげてください。それがきっと、ふたりの仲を続けていくこと、なんなら深めていくことにもつながっていくはずだから。

「推しのおしつけはよくない!」という注意喚起めいたものはSNSにも流れてくるけれど、山火事の最中に「山火事は危険!」と言ってみたところで、炎は収まらないもの。ならいっそその火を使ったバーベキューで食べたいもの食べちゃお!っていうのは、身も蓋もないかもしれないけども、あたしとしては割と本気。

ふぐさんはもちろん、周囲からの推しあいへしあいに悩む人たちが、少しでも気軽にいわゆる「布教」を聞き流せるようになってくれれば……!と、アドバイザーとしても、ひとりの現代社会を生きる同じ人間としても、そう願っているのでした。

イメージ

ま・と・め♡

というわけで、今回は「推し」という文化について、その功罪についても思いを馳せながら考えてみました!

何かに熱狂できるって貴重な経験だと思うし、周りの人たちへのいい刺激になることもあるような気がするんだけれど、にしてもバランスっていうのはいかんせん大事になるわよね〜。

「推し」のいる生活を送っている皆々様におかれましては、社会生活や人間関係、様々な観点から、上手に調和をとりつつ、楽しく「推しごと」を続けていっていただければと思います(突然仰々しい)。

あ!これは、もしできたらでいいんだけど……。
これからもこちらの「てる子のお悩み相談ルーム」」、推しとまでとはいかずとも「応援してるね!」的なスタンスで見守っていただき、余力あるときにはSNSなんかで拡散してもらっちゃったりなんかすると、書き手のあたしとしてもとっても嬉しいです!

お悩み相談投稿も、ぜひ応募フォームまで。妬み嫉み僻み、悲しみ苦しみ、単なるファンレターも大歓迎よん!

よろしくねーーーーーっ(突然押し付けがましい)!

……50回を迎えられたなんて、なんだか信じられないわぁ。
今後とも、どうぞ皆さんよろしくお願いいたします。
ではでは、Sitakkeね〜!

***
文:満島てる子
イラスト制作:VES
編集:Sitakke編集部 ナベ子
***

満島てる子:オープンリーゲイの女装子。北海道大学文学研究科修了後、「7丁目のパウダールーム」の店長に。LGBTパレードを主催する「 さっぽろレインボープライド」の実行委員を兼任。 2021年7月よりWEBマガジン「Sitakke」にて読者参加型のお悩み相談コラム【てる子のお悩み相談ルーム】を連載中。お悩みは随時募集しています。

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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