2021.08.02

深める

十勝のビールに乾杯「帯広市、士幌町 旅のはじまりのビール」

小麦や大麦、ジャガイモ、エゾヤマザクラ。大地の恵みたっぷりのユニークなビールには、町への誇りがぎっしり! 小瓶でテイクアウトできるビールも多いので、手土産としてもお薦めです。

旅人、地域、生産者ビールが結ぶ町づくり

旅の一場面に、ビールを―。帯広市内のホテルヌプカを訪れる人に向けて作られたビールは、ホテルを創業した一人で帯広市出身の柏尾哲哉さんが、ブルワリーの町として名高いアメリカのポートランドを訪れたことから始まった。ホテルには旅人や地域の人が集い、楽しい時間のそばにはクラフトビール。そんな町づくりをヌプカの総支配人・坂口琴美さんと共に夢見て、2016年、ホテルの開業に合わせ、ビールも産声を上げた。

「ビールで気持ちをひとつに!」と意気込む研究会のメンバー。ビールは士幌町新田地区にある3haの畑で育てる大麦を原料に、小樽ビールで醸造する。写真左から岡田さん、山根弘資(こうすけ)さん、佐藤敏実さん、古茂田(こもだ)紫乃さん、坂口さん、伊賀勝彦さん、佐藤輝美さん、足立雅人さん

<旅のはじまりのビール>

510円はホテル内で楽しんだり、専用ボックスで持ち帰ることができる。
写真はビール1本+オリジナルグラス1個、専用ボックス入りで1,340円

ビールは、地ビール製造のアウグスビール(東京)の技術者の力を借りて試行錯誤。十河文英さんの紹介で、もともと士幌の農産物を使ったビールづくりに挑んでいた農業者「士幌地ビール研究会」(岡田智明会長)と知り合い、士幌産大麦麦芽100%のビールが完成した。「低温で熟成し、静かだが華やかな味わい。今後も農家の皆さんと外の世界をつなぎたい。地元の人も楽しんで」と坂口さん。ビールが結ぶ町づくりは、始まったばかりだ。

瓶のラベルとおそろいのイラストがかわいい<コースター>1個20円。

十勝の地図を表現し、チームヤムヤム(中札内)が描いた

サーバーからの生ビールを飲めるのはホテルのみ。宿泊しなくても気軽に利用できる

<Inforamtion>

HOTEL NUPKA(ヌプカ)
帯広市西2条南10丁目20-3
Tel:0155・20・2600
営:通常7時~23時(LO20時)
※新型コロナウイルス感染拡大 防止のため、営業時間が変わる場合あり
 藤丸、にたいら酒店、久楽屋、セイコーマートの一部でも販売

※フリーマガジン「Chai」2021年7月号より。
※撮影/辻博希。写真の無断転用は禁じます。

Chaiでじ

十勝毎日新聞社が月1回発行する、グルメ、スイーツ、イベント、ファッション、美容・健康、住宅情報などなど情報満載の『十勝の生活応援マガジン』のデジタル版! 十勝観光やドライブなどにもぜひお役立てください♪

https://kachimai.jp/chai/

この記事のキーワードはこちら

SNSでシェアする

  • twitter
  • facebook
  • line

編集部ひと押し

あなたへおすすめ

エリアで記事を探す

FOLLOW US

  • twitter