私たちにもできること

二本松さんから、子ども支援に興味を持つ人に伝えたいことを聞いてみました。

「『困っている人のために何かしたい』
そんな気持ちを持っている人も、できることとタイミングはそれぞれだと思います。
少しでも多くの人が、できるタイミングで、子どもや若者のために時間を使って、人を幸せにすることで自分も幸せになってもらえたら良いなと思います」

今回の取材で、子ども食堂は、困っている人だけでなくそうでない人も、さらには小さな子どもだけでなく高校生まで、地域の人が広く集まる公民館のような場所だとわかりました。

子ども食堂が困っている子を助ける場所としてだけではなく、気軽に足を運べる地域の居場所としてあり続けるために、私たちには何ができるでしょうか。

北海道庁による情報(2022年4月末時点)では、道内に275か所もの子ども食堂があります。
あなたの手が届く地域と結びついた子ども食堂はありそうですか?興味がある方はぜひ一度調べてみてください。

子ども食堂をはじめとした、子どもの支援にまつわる活動に参加してみたいという方は、身近な子ども支援の団体のHPや公式サイトなどに直接連絡をしてみると、今あなたにできる支援の方法がきっと見つかるはずです。

私自身、この取材を通して、身近な結びつきを育てること、近くの人を少し気にかけることが誰かの助けになることを再確認しました。

今、私にできることはなんだろう・・・?

学習支援に参加してみたい。
サークルで週に1度会う高校生にも、何か悩んでいることはないか気にかけてみよう。
後輩にも、自分で生活している子がいるけど、苦しい思いはしていないだろうか。

私が、大学に入り自分で生活をする中でもらった温もりを、まずは身近な人に少しづつ分けていきたいと思いました。

みんなでつくる“地元”。
そこにいろんな担い手がいれば、子どもたちはいろんな大人に出会えます。

子どもたちが困ったときに頼れるのは、親でも先生でもなく、あなたのような大人かもしれません。

文:学生ライター・いーがん
編集:Sitakke編集部IKU

※掲載の内容は取材時(2023年9月)の情報に基づきます。

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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