2021.07.30

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食べ物をのどに詰まらせやすい子ども…気を付けるべきことは?【じぶんごとニュース#1】

2021年6月、十勝の芽室町にある認可保育施設で
1歳の男の子が給食のパンをのどに詰まらせ、救急搬送されました。

食べ物をのどに詰まらせやすい子ども…
命を守るためには?

命を落としてしまう子どもも…

厚生労働省の人口動態調査によると、2014年から2019年までの6年間に、14歳以下の子ども80人が食べ物で窒息し、亡くなりました。
そのうち9割が、5歳以下の子どもです。

なぜ子どもはのどに詰まらせやすい?

日本小児科学会によると…

⚠食べる力
生後半年ごろ…飲み込むだけで、舌や歯ぐきで噛んだりつぶしたりはできない
1歳半以降…前歯でかじり取ったり奥歯ですりつぶしたりできるようになる
3歳ごろ…乳歯が完成するも、噛む力が弱いので丸飲みするリスクがある

⚠咳をする力
子どもは気管に入りそうになったものを、うまく咳で押し返せない

⚠食べるときの行動
子どもは走り回りながら食べたり、何個もほおばったりすることがある

のどに詰まらせやすい食べ物

⚠丸いもの・つるっとしたもの
表面がなめらかだと、ふとしたときにのどに入ってしまう

たとえば…ブドウ、カップゼリー、ソーセージ、あめ、ピーナッツ

⚠粘着性が高いもの
よく噛まずに詰め込むと、大きなかたまりのまま、のどに入ってしまう

たとえば…パン、米、もち、焼き芋

⚠噛みきりにくいもの
十分小さくできないまま、のどに入ってしまう

たとえば…生のにんじん、リンゴ、エビ、肉、きのこ、グミ
 

「子ども側の要因」と「食べ物側の要因」が重なった状況を作らない

・子どもの月齢に合った食べ物をあげる
・食べるときは食事に集中させる
・小さく切ってからあげる
・ひとくちの量を守って詰め込まない
・よく噛む
などに気を付けましょう!

のどに詰まると、たった数分で呼吸が止まってしまう可能性があります。
もしものときは、すぐに119番通報をして、応急処置をしましょう。

文:Sitakke編集部 IKU

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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