2021.08.10
暮らす初夏から秋に多い、雷。2021年6月には、上川町のキャンプ場に雷が落ち、
そばにいた男性が、一時、重体になりました。
外にいるときに雷が近づいてきたらどう身を守ればいいのでしょうか。
気象予報士直伝の「雷しゃがみ」をご紹介します。
キャンプ場で起きた雷の事故。倒れた男性は、木のすぐそばにいました。
何に気を付けたらいいのか…。HBCの近藤肇(こんどう・はじめ)気象予報士と、札幌の豊平川の河川敷を訪れました。
雷は、木などの高いところに落ちる性質があり、近くに人がいると木に落ちた雷が飛び移るおそれがあります。
木からは2メートル以上離れましょう。
開けた場所では、自分自身が雷の「標的」になってしまいます。そんなときは…
できるだけ低い姿勢が大事。ただ、腹ばいは危険! 地面に接する面積が大きいため、電流が流れやすいといいます。
雷から身を守るには、地面と接する面積を小さくして、しゃがむのが有効です。
その名も、「雷しゃがみ」。
つま先立ちでかかとをくっつけて、頭を下げて耳をふさぎます。
耳をふさぐのは、鼓膜を守るためです。
命にもかかわる雷。
天気予報で「大気の状態が不安定」という表現があれば注意が必要です。