そこは千葉県にある「市原ぞうの国」。
スバルパークにいたアフリカゾウのサンディが、今も生きていました!
サンディは1997年に千葉県に移り住み、現在37歳。
ここで他の9頭のアジアゾウと暮らしています。
市原ぞうの国の坂本小百合園長は「うちのゾウたちはアフリカゾウであるサンディを受け入れていたけど、サンディはずっと一人でいたわけだし、ましてや見たこともないアジアゾウですから、慣れるのに相当大変だったと思う」と慮ります。
市原ぞうの国では、サンディだけでなく、ライオンやバッファロー、サイなどの動物を快く買い取りました。
そして今、唯一生き残っているサンディも、こちらに来たときには体調が悪く、他のゾウに慣れるのにも時間がかかったといいます。
しかし今のサンディの様子はすっかり群れになじんでいるようです。
坂本園長は、その様子をみて「サンディは今は自分はアジアゾウだという認識の元に暮らしているのではないかと思う」と話します。
市原ぞうの国では、これまで赤ちゃんゾウ6頭の出産に成功し、そのうち2頭はゾウだけで出産。
そのとき、サンディも群れの一員として協力していました。
坂本園長は「サンディがあれだけ元気になって、生きがいを持って、他のゾウやお客さん、トレーナーとコミュニケーションを取っている。今サンディは幸せだと思う」と胸を貼っていました。
調査結果です。
大沼公園の動物園「スバルパーク」は、駒ケ岳の噴火で1997年に閉園しましたが、動物たちはそれぞれ引き取られ、ゾウの「サンディ」は穏やかに暮らしていました。
文:HBC報道部「もんすけ調査隊」
編集:Sitakke編集部あい
※掲載の内容は「今日ドキッ!」放送時(2023年10月13日)の情報に基づきます。
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