本間センター長は、「いい睡眠っていうのは、ちょうど寝る頃に手足がポカポカとしてくる、つまり末梢血管が開いてどんどん熱が逃げてく、これが1番良い睡眠を作ってくるコツなんですね」と話します。
手足の先の血管を開くことで、体の芯に残る熱を外に逃がす。
これが快眠へ繋がるポイントなのです。
そのためには…「ぬるめのお風呂にゆっくり浸かって、それから1~2時間経った頃に寝る」こと。
「なかなかそういう時間もないっというような方は、例えば足湯に浸かるとか、それも面倒ならば、マグカップに温かいものを入れて手先を温めるだけでもだいぶ違います」と話していました。
睡眠不足がもたらす健康被害について、こんなデータも。
厚労省の睡眠に関する指針案によりますと、睡眠時間が5時間未満の人は、5時間以上寝ている人に比べて肥満のリスクが1.13倍に。
睡眠時間が6時間未満の人は、7~8時間寝ている人に比べて、心筋梗塞などの発症リスクが4.95倍になることが報告されています。
本間センター長は、「いわゆる生活習慣病どれもひどくしますね。特に糖尿病とか高脂血症、高血圧、これらは全部不眠と非常に強く関係します」と話していました。
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