かわいさにキュン...空に向かってピーンと伸びたシッポ。エゾシマリスちゃん、どこへゆく

今週も 「北海道3大かわいい動物プロジェクト」 に寄せられたみなさまからのお写真をご紹介します。（2023年10月16日〜20日ピックアップ分）

「ボクも撮ってよー」と現れたのは？

撮影：@chari.jii さん

「きょうの１枚」をご覧いただいて「えっ、何これ？」って思われた方も多いでしょう。
よーく見ていただけると、真ん中に、エゾシマリスがいますね。
@chari.jii さんが、エゾシマリスを撮影しようとしていたカメラの前に、「ボクも撮ってー」と言わんばかりに、エゾリスが入り込んできたのだそう。
森の中で起こった、そんな出来事がとっても愉快で、ステキで、「きょうの１枚」に選ばせていただきました。
どちらかというと、キュートでフォトジェニックなエゾシマリスに対して、ちょっとひょうきんで、おとぼけっぽい感じがするエゾリス。
こんなシーンに出会った、とってもステキな、思い出の１枚ですねー。

〝雪の妖精〟の、準備はＯＫ！

撮影：@kariyushi.route58 さん

よーく見ると、目の上に、赤ちゃんだったころの名残りの、黒っぽい羽毛がほんのわずかに残っていて、顔もなんとなく幼さがあり、この春に生まれた子かも知れません。
エナガの特徴でもある長いシッポも、この子は、平均的な長さよりも長く感じます、スタイル抜群のシマエナガちゃんですねー。
首を傾げるポーズもすっかりマスターして、〝雪の妖精〟デビューの準備はバッチリのようです。

「ムフフフ…」となるワケは？

撮影：@yamachan_nakiusagi5 さん

ここでも何度も書かせていただいていますが、エゾモモンガの撮影は、暗さとの戦いです。
夕方、巣穴の前にカメラを構えて、静かにして、エゾモモンガが巣穴から顔を出すのを、今か今かと待っているのですが、なかなか出て来てはくれません。
日が沈んでしまい、あたりがどんどん暗くなってきて、「もう暗くって写らないよー」と思っている頃、やっと顔を見せてくれるエゾモモンガ。
「やったー！」とシャッターを何度か押しているうちに、巣穴からスルスルッと出て、木を素早く登って、ピャーっとどこかに飛んで行ってしまい、あっという間に撮影は終了…。
家に帰って、写真をチェックしていると、こんなカメラ目線でウインクしてくれている写真があったりすると、「ムフフフ…」と満足しちゃう。
だから、エゾモモンガにハマっちゃうんですよね。

ひとり立ちして過ごす〝冬〟

撮影：@flsts.ey さん

愛くるしい顔を見せるのは、キタキツネの赤ちゃん。
こちらは、たぶん春に撮影なさったお写真でしょう。
パヤパヤの毛に、まだちょっと青みがのこる瞳、生まれてから１か月くらいの子でしょうか？
キタキツネの赤ちゃんは、土に掘られた巣穴の中で生まれます。
お母さんギツネが、エサをとりに行って巣穴を離れている間に、子ギツネ達は、どんどん行動範囲を広げていきます。
最初は、巣穴から顔を出して、まぶしそうに外を見ていたのに、いつの間にかチョロチョロと外に行動範囲を広げ、たまに遠くまで行きすぎたののを、お母さんギツネに見つかちゃって、叱られてトボトボと巣穴に戻って来たり。
そんな成長の過程は、どこか人間くさくって、見ていて飽きることがありません。
そんな子ギツネ達も、夏の終わりにはひとり立ちして冬を過ごします。
ちょっと心配ですね…。
でも、春にはきっと、とってもステキなペアとめぐり会えることでしょう！

エゾシマリス…シッポの〝ヒミツ〟は？

撮影：@7o_o_ko さん

おそらく、ものすごいスピードで駆け抜けるエゾシマリスを撮影されたお写真なのでしょうね。
ピンと立ったシッポが、とっても印象的です。
犬はうれしい時に、ちぎれんばかりに尻尾を振りますね。
逆に、ビビった時なんかには、シッポをくるっと足と足の間にはさむようにして、いかにも「参りました…」なんて感じになりますが、エゾシマリスの尻尾も、何かしらのメッセージがありそうですね。
空に向かって、ピンとシッポを伸ばしている時は、きっとエゾシマリスさん、ご機嫌なのではないかと、いつも想像するのですが、どうなんでしょうか？

文：インスタグラム「北海道３大かわいい動物」プロジェクト事務局 ／ ami_papa

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