2023.10.21

食べる

【函館】「これは春巻きなのか?」創業時からずっと変わらない、町中華のグルメ遺産

皮として使われるのは通常の春巻きの皮ではなく、かるく揚げた薄焼き玉子。
それを酢醤油で食べるのが店の定石だ。

兄とともに4代目を継いだ店主・木村国華さんいわくこれは古くから伝わる北京風の春巻きで、大阪や京都などの関西方面には見られるタイプのもの。

「僕なんかはずっとこれが春巻きだと思って育ってきましたから、初めて普通の方の春巻きを食べたとき『これ春巻きなのかなぁ』と逆に首をひねったくらいです(笑)」

つくり方も姿形も創業時からずっと変わらない、函館町中華のグルメ遺産である。

町中華の定番に加え、ラージャン麺やスイジャン麺、中華豚足や豚耳など他ではなかなか味わえない料理を気軽に味わえるのも魅力。「祖父の影響もあって、品書きに韓国のテイストも入っているのがうちの特徴かもしれません」(木村さん)

函館麺屋 ゆうみん

北海道函館市若松町19-1
0138-22-6772

***

『peeps hakodate』vol,118「どうか変わらず、ずっとそのままで。函館グルメ遺産」より

peeps hakodate

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