2023.10.21
育む金子さんには、もう一つの顔が…。
なんと、現役の保育士と、おもちゃ作家として活動する二刀流なんです!
中学校時代の担任から勧められた保育士の仕事でしたが、おもちゃ作家を志す“ある出会い”がありました。
金子さんは、「5才児ぐらいの男の子から空き箱を手渡されて、『これで何か作ってよ』と言われた。手作り感溢れるビー玉迷路を作って、1週間ぐらいでボロボロになった」と振り返ります。
「男の子から『先生なんだから壊れないおもちゃを作ってよ』と言われて、壊れないおもちゃを作るべきだったよなと、木の箱の迷路を作ろうと思い、使ったことのない工具も使って、どんどん木のおもちゃを作り続けていくのが始まりでした」
そんな金子さんが作る木のおもちゃは、小さい子どもから家族全員で遊べるとあって、口コミやSNSで人気が広がり、連日、親子連れでアトリエは、大賑わいなんです。
この日、訪れていた小学4年生は、「ビー玉がいっぱいあって、遊ぶところもいっぱいあって楽しい」と話していました。
保護者は、「最近、電子機器とかで遊ぶことが多いけど、こうやって想像力を掻き立てられる場所がなかなかないので、家族で楽しめてとってもいいです」と話します。
金子さんは、「大人も子どもも、誰もが感動できて、面白い要素がいっぱいある空間じゃないと、魅力につながらない。今後どういう風に魅力的に見えるかなと考えると、満足できるぐらいビー玉のおもちゃをどんどん詰め込んで面白い世界を作っていく」と話していました。
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