2023.10.06

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息子は男性が好き。それでも…パートナーと出会い、子どもを授かって、「母」が思うこと

息子は男性が好きだと気づいたとき

笑顔や話し方が、優しくて穏やかなみゆきさん。さらにまなざしはとてもしっかりしているところが、ちかさんにとても似ていると感じました。

みゆきさんは、ちかさんを産んですぐに離婚しているため、母と息子の「二人三脚で生きてきた」といいます。持ってきてくれたアルバムをめくりながら、「小さいときは目に入れても痛くない成長ぶりでした」と話す顔は、自然とほころんでいました。

「息子が好きになるのは男性だ」と感じたのは、ちかさんが小学校高学年くらいのとき。頻繁に家に遊びに行く同級生の男の子を「大好きだ」と言っていて、「男友達としてだけじゃなくて違う目線で見ているかなと感じた。なんか真剣さが違っていた」と振り返ります。

みゆきさんは、小学生のちかさんをよく自分の職場に連れて行っていましたが、同僚から、ちかさんが話すときの手つきが「女性らしく」、「大きくなったらそっち方面の店で働くんじゃない?」と言われたといいます。それをみゆきさんは、懐かしい思い出話として振り返っていました。「それならそれで、ナンバーワンになってもらわないと困るわ!」と笑って返していたといいます。

みゆきさんは、「まわりの男の子と違う」と気にするのではなく、ちかさんの個性を丸ごと自然に受け止めていたのです。

ちかさんが20歳の頃、「彼氏に会いに行く」と言われたときも、「不思議じゃなかった」といいます。

なかなか受け入れることができない親もいる一方で、みゆきさんがちかさんの個性を自然にとらえているのは、どうしてなのか…。

「なぜ偏見を持たなかったと思いますか?」と単刀直入に聞くと、みゆきさんは少し悩みながら、ぽつりと答えました。

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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