2023.09.29
深めるは〜い皆さん、ごきげんよう!満島てる子です。
突然ですが、読者の方々に聞きたいことが。
みんな子どもの頃ってどんなだった人?
「生きやすいタイプ」というか、周囲と難なくやっていけるほうだったかしら。
あたしはというと、今でも子どもの頃の傾向がおおいに残っていて、まぁ、日々苦労が絶えないのですが……。
自身の幼少期、親が怒りで皿を割ってしまうほど、あたしは物忘れが激しく(宿題や提出物自分で持っていけた試しが一度もないレベル)、人の言うことは聞くふりをするだけが上手で(連絡帳?書くわけないじゃん)、周りの友達とはそれなりに仲良しだったとしても、何かで始終トラブル(借りた教科書を返し続ける謝罪行脚を母としたこともあります)。
とんでもない少年時代を送っていました。
自分でも「ありゃあ、大変だったな」と自覚があるぐらいなので、親の苦労は、いかばかりだったことか……と、今でもぼやっと考えたりすることもあるのですが(父さん母ちゃん、ごめんねぇ。和希、これから頑張るからね!あ、和希はあたしの本名ね!笑)。
今回応募フォームに、なんだかその頃のことを思い返さずにおれなくなってしまうような内容のお手紙が。
今回は、こちらをご紹介したいと思います。
子育てするってだけでもなかなか大変だと思うんだけれど、なるほど、お子さんには、あたしと似たような意味(?)で、ユニークな部分がありそうね。
青虫さん、親業、忙しい中だろうに、こちらの相談ルームに相談投稿してくださり、本当にありがとうございます!
そっかぁ、発達特性ね。
今や「スペクトラム」「ASD」「ADHD」などの語彙(ごい)が一般にも広まりつつあり、脳機能の発達に関する個人差というか、その成長のでこぼこ具合が、なんとなく共有されつつある昨今。
青虫さんがどういう経緯で、自身のお子さんのあれこれに、発達特性を見出すに至ったかはわからないけれど、まずそこに対して気づきを得ている事自体は、あたしは「進んでいるなぁ」と素直に思います。
冒頭で書いたように、自分の幼少期はかなりはちゃめちゃで、なんとなくそのはちゃめちゃさの原因については、脳の発達具合にあったんじゃないかなぁと、今となっては思っているんだけれど……。
「あ、発達障害ってものがあって、それに該当しているのかも」と初めて考えることができたのは、あたしの場合は、ようやく大学生になってからのことでした。
きっかけがね、わりと“事故”だったのよ。
ゲイであることに悩み、もうどうしたらいいかよくわからなくなって飛び込んだ精神科。
一通り診察を受けた後に、「この手紙をスクールカウンセラーに渡してね」と、突然、封書を渡されたんです。
その後、スクールカウンセラーのところには通いながらも、「医者が診察書とかじゃなくて手紙……って……なんなのかしら」と、素直じゃない性格が災いして、なんとなく渡さずにいてしまったあたし。
すっかり元気になって、相談室通いも卒業したある日、別の書類と間違えてまさかのその封を解いてしまったの(やらかしてるわぁ)。
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