また新たな挑戦が始まっています!
札幌市に住むシングルマザーの中環(なか・たまき)さん、51歳。
左半身に”まひ”が残る車いす生活でありながら、2022年には四国一周、868キロに挑戦しました。
日常生活で使う車いすで、11キロの荷物を背負い、1日50キロほどを走行。
道中はテントに泊まり、コンビニなどでパンやおにぎりを調達するという過酷な挑戦です。
暑さにくわえ、体のしびれが強くなり限界を超えていたにも関わらず、23日間をかけて、車いすで四国一周という偉業を達成しました。
HBC『今日ドキッ!』(毎週月~金曜ごご4時50分~7時放送)の「もんすけ調査隊」のコーナーで、そんな中さんの挑戦を追いかけ放送すると、うれしい反応が。
中さんに「施設に通うおじいちゃん、おばあちゃんが『自分も頑張る!』といって、リハビリが1.5倍に増えた」という声が届いたのだそうです。
そんな中さんのモットーは 「やりたいことはやらなきゃ損」 。
実は「走ることが嫌い」だという中さんは、「嫌いなことほどやればやるほど『やったー』って思う」ととっても前向きです。
そんな姿が多くの人たちを勇気づけ、特に障害がある子どもたちに大きな夢と希望を与えています。
しかし中さん、昔から前向きだったわけではありません。
「すっごくイライラして、もうギャーってなってたし、会社も解雇になっちゃったから収入源がなくなるし…ずっとカーテン閉めて、もうね、引きこもってた」と話します。
中さんが障害を負ったのは、2009年のクリスマスの夜でした。
■「やりたいことは、やらなきゃ損」些細な事故で半身麻痺になった2児の母…車いすで四国一周に挑戦した理由とは