ぷくっとふくらんだほっぺた、キュートすぎるよ…エゾシマリスちゃん。

ボクらの秘密基地は、地下のトンネル！

撮影：@hirokirin_photography さん

美味しい食べ物を、ほっぺたいっぱいにつめこむことが出来たのでしょうか？うれしそうで、とっても満足そうな表情をしていますね。
エゾシマリスは、土に長さ180センチほどのトンネルを掘って、その中で冬眠をするのだそうです。
リスの巣が地面の下にあるなんてと、私も初めて知ったときには意外な感じがしました。トンネルには、冬眠の間にときどき目覚めて食事をするために、腐りにくい木の実などを、１キロ以上貯蔵しておくのだそう。
10月から４月まで、半年以上を穴の中で過ごすための食べ物を集めなくてはならないのですから、大忙しの秋なんですね。

このポーズ、流行ってるんだって！？

撮影：@maruneko280 さん

プロレスラーの武藤敬司さんのようなポーズをして、オンコの実を吐き出している（？）エゾシマリスちゃん、何があったのでしょう？
オンコ（＊北海道ではそう呼びますね、正式にはイチイ。アララギと呼ばれることも）の実は甘くって美味しいのですが、種には猛毒があるのだそう。
人間でも、４〜５個の種をかみ砕くと、危険なのだとか。

キタキツネなどもオンコの実を食べるので、もしかしたら、かまずにのみ込めば、毒の影響を受けずに、便といっしょに、種が排泄されるのかも知れません。
本州のニホンリスは、猛毒のベニテングタケをムシャムシャ食べても平気なのが観察されているので、毒に強い性質なのか？
それとも、誤って種をかじってしまい、あわてたのか？いずれにしても、こんなポーズのエゾシマリスちゃんのお写真は、貴重な１枚ですねー。

森のアイドルと、もうすぐ〝お別れ〟なのです

撮影：@masaphoto1126 さん

とってもかわいらしいエゾシマリスの〝肖像〟ですねー。澄んだ瞳、かわいらしいお手々、ほど良くぷくっとふくらんだほっぺた、そのすべてが愛らしいです。
北海道は、急に冷え込んできて、暑かった夏が恋しくなるほどです。
正式な記録として認定されなかったのかも知れませんが、先週の土曜日、黒岳に行っていた友人が、今シーズン初めての雪降りに遭遇したとのこと。
およそ２００日もの冬眠をするエゾシマリスちゃんの姿を見ることが出来るのも、あとわずかかもしれません、森がちょっぴり寂しくなりますね。
１週間の、エゾシマリス特集におつきあいいただき、ありがとうございました！

文：インスタグラム「北海道３大かわいい動物」プロジェクト事務局 ／ ami_papa

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