2023.10.19

食べる

【函館】忘れてませんか?隠れた名物ローカル食。「醤油おにぎり」の香ばしさと満足感

ご飯にはほんのりと醤油の色がつき、海苔は醤油をたっぷり吸ってペッタリと。シンプルな塩おにぎり以上の香ばしさと味わいの満足感で、函館の家庭ではおなじみの醤油おにぎり。

明言はできないが、函館において昔お母さんが握ってくれたおにぎりといえば「塩」と「醤油」の両方だったという家庭が多い気がする。醤油おにぎり自体は北海道に根付いた食文化と言われているが、その中でも函館は特に醤油おにぎりを好む傾向が強い。

丸善 瀧澤商店のおにぎり。ご飯の量は通常の茶碗で山盛りになるほどのボリューム。眞理子さんは「しっかりと海苔に醤油を吸わせる。でも吸わせ過ぎないように」と気を配りながら握る。

昭和初期創業の函館駅前の酒屋『丸善 瀧澤商店』。そこの角打ちには常に「おにぎり」が定番メニューとして名を連ね、そのスタイルも見事なまでの醤油味だ。
握るのは同店の娘であり3代目の瀧澤眞理子さん。
「うちでは子どもの頃から醤油おにぎりでしたよ。塩おにぎりが出てくることはなかった。だから私としてはおにぎりといえばコレなの」

peeps hakodate

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