秋を迎え、気をつけたい毒キノコによる食中毒ですが、今年は記録的な猛暑の影響も出ているようです。
札幌キノコの会の長谷和幸さんは、山菜の食中毒事故防止の啓発活動を行う山の達人です。
9月20日、札幌近郊の林でキノコ採りに同行しました。
連載「じぶんごとニュース(https://sitakke.jp/tag/91/)」
長谷さんによると、9月中旬から一気にキノコが生えてきたのだそう。
トドマツ林には、色とりどり、大小さまざまなキノコが大発生していました。
その中でも真っ白で立派なキノコが。美味しそうにみえますが…
これは「イッポンシメジ」という毒キノコ!
道内で特に食中毒事故が多い要注意のキノコです。
コクがあり、鍋にピッタリの優秀な食用キノコ「ハタケシメジ」に非常に似ていて、生えた直後は同じキノコにしか見えません。
では、マンガに出てきそうな、かさがまん丸のキノコは食べられるのでしょうか…。
長谷さんによるとこれは「絶対に避けなければいけないキノコ」。
「イボテングタケ」という毒キノコで、下痢やおう吐とかその他、錯乱という毒成分が入っていて毒性が強いといいます。
他にも致死率の高い危険なキノコも生えています。
「タマゴタケモドキ」は、道内では1989年以降、間違って食べた3人が死亡している猛毒キノコです。
また、「殺しの天使」の異名を持つ「ドクツルタケ」も、食べると最悪の場合死に至る危険なキノコです。
では、この真っ赤なキノコも毒キノコなのかというと…こちらは「おいしいキノコ」。
「タマゴタケ」といって、ヨーロッパではキノコのクイーンと呼ばれ、主にはフレンチ、イタリアンで良く使われているのだそうです。
では、同じトドマツ林に生えていた、4種類のキノコ。
食べられるキノコはどれでしょう?
■食べものが届かない!?カギはあの「空きスペース」…子ども食堂に寄せられる支援どうつなぐ
■「17分間」に何があったのか…国内初・ブラックアウト。命を守るための道すじを探す
■【今がラストチャンス】住宅地にスズメバチの巣…「注意すべき場所」と「対処法」とは
連載「じぶんごとニュース」