札幌の豊平川にかかる、幌平橋(ほろひらばし)。
中島公園と中の島をつなぐ、交通量の多い橋です。
ここに、不思議な光景が…
なんと、橋の上に橋があるんです!どうして?!
HBC「今日ドキッ!」のコーナー「もんすけ調査隊」から、視聴者から寄せられた疑問の調査結果をお伝えします。
今回の疑問は、「なぜ幌平橋の上に、橋があるのか」。
さっそく階段を上ってみましたが、特に何かがあるわけではありません…。
まずは歴史に注目。最初に幌平橋が架けられたのは、1927年。
その後、老朽化で2度かけ替えられ、1995年に、交通量の増加を理由に、現在の橋と、「橋の上の橋」ができました。
札幌市土木部に話を聞いてみると…
「この橋に上って藻岩山方面の山並みであったり、豊平川河川敷の眺めを楽しむことができる」
正体は展望台!…と思いきや、それはおまけ。
実はもっと重要な役割があるというのです。
「もともとアーチがなければ橋が壊れてしまうかもしれない。橋の強度を確保している」
例えば、ゆるんだ糸を両端から引っ張ると、ピンと張った状態になります。
この両端から引っ張るような役割が、「橋の上の橋」なのです。
ほかの橋にあるアーチと、同じ働きをしているということでした。
橋を支えて、景色も楽しめる!そんな役割があったのです。
(より詳しくは「Sitakke編集部」の記事でお伝えしています)
「Sitakke」では、「もんすけ調査隊」の調査結果を続々紹介中!
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もんすけ調査隊では、視聴者の皆さんのギモンや地域の問題について調査していきます。
文:HBC報道部「もんすけ調査隊」
編集:Sitakke編集部IKU
※掲載の内容は取材時(2023年9月)の情報に基づきます。