2023.09.13

暮らす

避難訓練などで意識高める 9月1日防災の日 様似小で「一日防災学校」【様似】

【様似】9月1日は「防災の日」。様似小(鈴木輝光校長、児童140人)で1日、「一日防災学校」が行われ、児童が地震・津波の避難訓練などを通して防災意識を高めた。

午前9時35分に地震発生の校内放送が流れ、各教室では机の下に隠れて身を守り、地震は止んだが津波の恐れがあることから上履きのままプール横に集合。

津波から避難するため、鈴木校長を先頭に一時避難場所の約500㍍先にある岡田共立興産の高台(海抜24㍍)を目指し避難開始。到着後、鈴木校長は「暑い中での訓練は大変でしたね。様似は海と山に囲まれた場所。地震が起きたら津波の心配もあるかもしれない。絶えず意識しながら自分の身を守ることや、学校以外での避難場所はそれぞれの地域で決まっている。知っておくように」とお願いした。

日高東部消防組合様似支署の職員は「とても上手に避難できた。地震・津波は避難が1秒、2秒遅れたせいでけがをしたりする。素早く動けるために繰り返し避難訓練をしていきましょう」と講評した。

学校に戻ったあとは、1・2年生は防災カルタ、3年生は防災スリッパづくり、4年生は段ボールベッドづくり、5・6年生は非常食づくりと試食体験をした。

非常食づくりに取り組む6年生

この中で、5・6年生47人の非常食づくり体験では、教室前のワークスペースでアルファ米のドライカレーづくり。役場総務課防災・車両係の久米悠都係長が作り方を指導しながら体験。

各教室でグループに分かれ、アルファ米に水を入れ、水を注ぐだけでお湯が沸くヒートパックに発熱剤とアルファ米、外側に水を入れて加熱。次第に蒸気が出始めると、児童たちは歓声を上げた。約15分の温めを待っている間、スイーツの缶詰などを紹介。

児童たちは完成したアルファ米に舌鼓を打ち、「おいしい」などの感想を話していた。

日高報知新聞社

北海道浦河郡浦河町を中心に日高地方全域を対象地域とする日刊地域紙です。

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