北海道生まれ北海道育ち。生粋の道産子であるHBCアナウンサー・堀内美里(ほりうち・みさと)が、趣味である「登山」と「山ごはん」を連載。

自分の足で歩いた先にある絶景と美味しいご飯は、もう最高です!
文化部出身・運動神経ゼロの私でも楽しめる「コスパはなまる山」を紹介していきます~!

連載「堀内美里の言いたいことは山々ですが

日本百名山!ガスが噴出する活火山「十勝岳」

日付:2023年8月11日
十勝岳(標高2077㍍)
北海道美瑛町
登り3時間50分、下り3時間30分

山頂(見晴台)からの絶景度 ★★★★★
険しい度 ★★★★☆
周辺の施設充実度 ★★★★☆
札幌市内からのアクセスの良さ度 ★★☆☆☆
個人的オススメ度 ★★★★★

ポイント
✓最初からずっと絶景&道幅が広く歩きやすい
✓登山口にあるビジターセンターの設備がいい。
✓剝き出しの大地や硫黄の匂いに「ジオさ」を感じる。

登山レポ

みなさまは「ジオい」という言葉を聞いたことがありますか?

北海道大学で地質学を研究していたときに使われていた造語なので、知っているはずがないのですが、「geographic(地理的な)」の略です。GEOい。

意味は「生きている地球を感じる…」といったところで、私もしっかり理解せずに使っています…。

しかし十勝岳はまさに「ジオい」山でした。この記事を読めば貴方もジオいの意味がわかるかも?

ちなみにこの日は8月11日。「山の日」に山に行く、そんな素直な自分が好きです。

5:30 駐車場

いくつか登山ルートがある中で、今回は望岳台から登る最短コースを選びました。

到着したのが朝の5時30分。多くの車でにぎわっていました。(ハイシーズンは6時には満杯になることもあるらしいです。)

ビジターセンターには自動販売機やウォシュレット付きのトイレがあります!すごくありがたい。

6:00 準備運動をして、さあ出発!

朝日がまぶしい~

最初からこの絶景。とても美しいですが、足元に注意。
岩がゴロゴロしていてかなり歩きにくいです。

7:10 避難小屋

1時間ほど歩くと、避難小屋に到着!ここが3分の1弱すすんだ合図です。
携帯トイレがある方はここでトイレをすることも可能です。
(水場や自販機はなし、人もいません。)

登っていくと、どんどん遠くなる小屋。ホッとする見た目ですよね。
ここらでいっぷく。

前日に買ったどんぐりのパン。モグモグしたら元気になりました。

寝ている?(笑)
夜中の2時に札幌を出発し、そのまま登山を開始したため、さすがに眠い…。

しかし、ご覧ください。この景色。

目が覚める~!ずっとこのような景色なのです。

岩肌がむき出しで思わず「ジオい」と呟きたくなりますよね。
こんな道を1時間ほど歩きます。

8:30 1つ目の急斜面

今回は、大学の友人たちと合計5人で登山したのですが、並んで歩くとこんな図に。

まるでドラクエの世界ですよね。

山頂までに急斜面が2回ありますが、その1回目がここ。
歩くたびに太ももがキュッと締まります。筋肉の形がわかるほど急。

登り始めて2時間半ほど進んだ場所にあります。

今回登山用ストックが2人分(4本)しかなく、友人たちと取り合いになりました(笑)
人生二回目の登山というSちゃんに貸していたのですが、耐え切れず1本ずつシェア…。

9:00 ようかんを食べて栄養補給

一つ目の急斜面を乗り越えると、すこし平らな道になります。

後ろに写っている通り、火山ガスの噴出がすごい。
風向きによっては噴煙を全身に浴びながら登ります。
かなり硫黄臭がして、咳き込むのでこまめに水分補給しましょう。

9:30 ラストスパート!

うそでしょ。こんなの無理!という道を越えたら山頂です。

9:50 山頂!

4時間弱おつかれ山です。
山頂には大量の虫が発生していました。急いで記念撮影。

山頂は360度の視界が開けています!空も近い。

こんなにダイナミックな景色を楽しめる山はなかなかありません。

友人の一眼レフカメラを拝借。すごい。楽しい。

ほかにも、言いたいことは山々ですが、ここでお楽しみの、山ごはんの時間です。

今回は、ラーメントッピング大会を開催しました♡さらには美味しいスイーツも…♡
次回の記事でお伝えします。

連載「堀内美里の言いたいことは山々ですが

※北海道の山に登るときは、クマについても知っておきましょう。「クマに出会ったら」「出会わないためには」の基本の知恵は、HBCのサイト「クマここ」で、専門家監修のもとまとめています。

文:HBCアナウンサー・堀内美里(ほりうち・みさと)
北海道生まれ・北海道育ち。2021年入社。HBCテレビ「グッチーな!」「吉田類 北海道ぶらり街めぐり」、HBCラジオ「平野龍一のミライの扉」を担当。登山歴3年。おいしくごはんを食べるために山に登っています。登山の魅力はインスタグラムでも発信中

編集:Sitakke編集部IKU

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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