2023.08.29
暮らす2018年9月6日。厚真町で最大震度7を観測した、北海道胆振東部地震。
道内の広範囲で電力供給が停止し、一時的にテレビ視聴も困難な状態に。
そんな状況下でも、HBCラジオは「ことば」を届け続けました。
おなじみのパーソナリティ達が、自分たちの「ことば」で届けた、各地域の災害情報。
彼女・彼らのことばに呼応するかのように、HBCラジオのメールBOXに届いた、3000通を超えるリスナー達からの「ことば」。
5年前のあの日のように。そしていつものように。
HBCラジオはこれからもラジオを通して、北海道で暮らすみなさんの「ことば」を繋いでいきます。
ことしは胆振東部地震から5年、そして北海道南西沖地震から 30 年、さらに「防災の日」となるきっかけとなった関東大震災から 100 年となる年です。
HBCラジオは9月1日の防災の日に、ラジオ防災特別番組「ラジオでつなぐ!言葉のバトン」をお昼 12:00~14:45 まで放送します。
番組では、災害時に学んだ教訓をリスナーメッセージとして広く紹介していくほか、災害時に電話を繋いだ場合の確認事項や、それぞれの地域で経験した災害(地震・津波・ 暴風雪など)から学んだことなどを、テーマに分けて話し合います。
13:00~14:00 は、「災害時に一人でも多くの道民に正確かつ有益な地域情報を伝えること、そして情報共有し合うこと」を目的に、道内コミュニティFM6局(※) が番組に参加します。
■番組に出演する道内コミュニティFM と主なテーマ
【大地震、津波注意報発令された場合について】
・FMくしろ(釧路市) ・FMねむろ(根室市) ・FMいるか(函館市)
【真冬の大雪、停電時について】
・FMもえる(留萌市) ・FMあばしり(網走市) ・FMびゅー(室蘭市)
各地域コミュニティが経験した災害、当時の対応のようす、そしてリスナーの皆さんの “もしもの備え”に役立つ情報をお届けします。
道内各地域には、数多くの避難所が設置されています。番組では、災害時を想定し、お笑いコンビ「すずらん」が札幌市内の避難所へ歩いて向かい、現地から中継します。実際に歩いて向かうことで見えてきたことなどをお伝えします。
番組のメインパーソナリティを務めるのは、防災士の資格も持つ近藤肇気象予報士と、「カーナビラジオ午後一番!」パーソナリティの山根あゆみさん。
山根あゆみさんは今回の特別番組について、次のように想いを込めます。
「災害情報を正しく伝えることはもちろん大切ですが、災害でココロに余裕がないときだからこそ、気分転換ができたり、安心感につながったりするような“ことば”も届けたい。今回の番組では、各コミュニティFMパーソナリティ、HBCラジオパーソナリティが『リスナーのみなさんに届けたい、元気の出る曲』もご紹介します。番組を通して、ラジオが持つ“ことばのチカラ”を、少しでも感じてくれたらいいな」。
■放送日時■
2023年9月1日(金) 12:00~14:45
■出演■
近藤肇(気象予報士、防災士)
山根あゆみ(カーナビラジオ午後一番!)
杉澤洋輝(日本コミュニティ放送協会北海道地区協議会会長、三角山放送局代表取締役社長)
中継:加藤雅章(HBCアナウンサー)、
すずらん(山本、シゲ/お笑い芸人)
(※)HBCは、2018 年に北海道内 22 社のコミュニティFM局が加盟する「日本コミュニティ放送協会 北海道地区協議会」と「放送事業等に関する連携協定」を結 び、地域情報や気象情報の相互共有や災害時の相互協力、番組パーソナリティ相互出 演等をはじめとした様々な連携を図っています。防災特別番組の13:00~14:00の模様は、番組に参加する6局を含む道内各コミュニティFMで後日放送します。
企画:HBCラジオ
文:ナベ子(Sitakke編集部)