今週も 「北海道3大かわいい動物プロジェクト」 に寄せられたみなさまからのお写真をご紹介します。(2023年8月14日〜18日ピックアップ分)
暑さを和らげてくれる、〝通り雨〟を待っているのでしょうか?
絵本の1ページのような、ステキなお写真ですねー。
北海道では、エゾアカガエルとニホンアマガエルの2種類が在来種とされています。
きょうの1枚は、ニホンアマガエル。
オスが3cm、メスがやや大きく、4cmほど。
普通、カエルは繁殖期にオスがメスを呼ぶために鳴くのですが、ニホンアマガエルは繁殖期じゃなくても、雨が降る前に鳴くので、アマガエル(雨蛙)と呼ばれるようになったのだそうです。
ルピナスの花畑の中にたたずむオスのエゾシカです。
春先に古い角が ポトリと落ち、いまは新しい角が生えてきている途中ですね。
でも最初から硬い角が生えてくるわけではなく、最初は赤い「こぶ」がふくらんできて、やがて枝分かれをしながら伸びていき、この時期の角を「袋角(ふくろづの)」といいます。
袋角には血管や神経が通っていて、1日に数センチも伸びるのだそうです。
夏の終わりには血液が通わなくなり、柔らかかった袋角の中も硬くなって「袋」が破れて、中から硬いツノが現れます。
カラダの模様が、穴のあいた古銭のように見えることから、ゼニガタアザラシと呼ばれています。
ゴマフアザラシなどは、流氷の上で出産するので、天敵に狙われないように、赤ちゃんは白い色をしていますが、ゼニガタアザラシは、岩場で出産するので、赤ちゃんは生まれたときから、オトナと同じ模様。
〝古銭〟のようなゼニガタアザラシの模様は、岩にそっくりなので、ワシなどが空から見ても見つけにくいのでしょうね。
生息地のひとつ、えりも岬では、漁船からゼニガタアザラシを間近に見ることが出来ます。
5月に生まれた赤ちゃんも、いまはもうすっかり大きく成長しています。
おそらくことしの春に生まれた、エゾモモンガの子でしょう。
撮影した時のシャッタースピードが、2分の1秒(0.5秒)とかなり遅かったようなので、肉眼でギリギリ、見えるか見えないかの暗さでの撮影だったのでしょうね。
オトナのエゾモモンガと比べると、見た目が小さいのですぐにわかるのですが、写真だと大きさはわかりませんね。
大きさの他には、毛並みがツルツルなのと、顔の大きさの割に目が大きいのが、子モモちゃんの特徴です。
ママモモは、まもなく今年の2回目の出産&子育てです。
今月の末くらいには、子モモちゃん達は自分たちで新しい巣穴を見つけて、ひとり立ちをしなくてはなりません。
とってもかわいらしい、エゾシマリスですねー。
ウインクをしながら、オホホホホと笑っているようにも見えます。
春に生まれた子リスたちも、次々と独り立ちしていって、ママリスはホッとしていることでしょう。
とはいうものの、1年のうち、長ければ200日の冬眠をするエゾシマリスにとって、早くも冬眠の準備が目前に迫っています。
特に山で暮らすエゾシマリスたちは、冬眠のための巣穴を掘ったり、探したり、さらに冬の間に食べる食事を貯め込んだりと、大忙しの季節がまもなく始まります。
文:インスタグラム「北海道3大かわいい動物」プロジェクト事務局 / ami_papa
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