2023.08.10

出かける

初めて登山をするあなたへ!『持ち物』のオススメを登山好きアナウンサーがご紹介

北海道生まれ北海道育ち。生粋の道産子であるHBCアナウンサー・堀内美里(ほりうち・みさと)が、趣味である「登山」と「山ごはん」を連載。
山登り初心者でも楽しめる、お手軽✕絶景の山をご紹介します!

連載「堀内美里の言いたいことは山々ですが

今回は、初めて登山をする方に向けて、準備するべき『持ち物』を紹介します。
私がいつも持っていくものを、とりあえず必要なもの、あると便利なもの、その他オススメの3つに分けました。

何事も初めての挑戦って、とても不安だと思います。
私も初めての登山の前日は不安で眠れませんでした。
でも、しっかり準備をすれば、登山はきっと新しい世界を見せてくれるはずです!

この記事を読んでくださるあなたが楽しく山を歩けるように、記事を書きました。
「やらかしたー!」とならないように、自分の持ち物とチェックしながらご覧ください。
(一番最後に、一覧のチェックリストにまとめておきます♥)

とりあえず必要なもの

基本的なものばかりです。
ただ全て登山用である必要はないので、動きやすい格好+飲み物と食べ物+体調管理できるものと覚えて、それぞれ準備してください。

①リュック

体型に合ったものを。日帰りなら20~30Lくらいがおすすめ。
個人的には腰ベルトは必須です。

②靴

すべりにくさや防水性がまったく違うため、可能であれば登山靴を。
私は捻挫癖があるのでハイカット。

③服

速乾性のあるもの。インナー、ウェア、上着の重ね着が基本。
虫刺されや植物でかぶれないように、肌の露出は控えることをオススメします。

④タオル

汗を拭ったり、首に巻いて日焼け対策に使ったり、何かと便利。

⑤帽子

日差し除け。かぶらないと頭皮が真っ赤になりました…。
ハットなら首紐付きがオススメ。

⑥防寒着・レインウェア

標高が上がると気温が下がります。
雨具は防水・透湿・軽さを大切に!

⑦水

夏山であれば2Lくらい。
私は、水と凍らせたスポーツドリンクを持っていきます。

⑧食料

軽くてカロリーがあるものが基本。
飴やチョコレートなど、動きながら食べられるものはオススメ。

※北海道の山にはヒグマがいます。ゴミを落とさないようにするなど、食料の管理には要注意!

⑨常備薬

目薬、抗アレルギー薬、胃腸薬、けが用のテーピング、保険証を常備しています。

⑩ティッシュ

登山をしていると鼻水が止まらなくなるので…。
登山口のトイレに紙がないことも多いです。

あると便利なもの

リュックの重さと便利さを、てんびんにかけて考えてみてください。私は全部持っていきます。
荷物が重いのはトレーニングになるはず…という発想です。

①軍手

ロープや岩場がある山では必須!100円ショップのものでも!

②サングラス

紫外線から目を守るため。
枝が目に刺さる…なんてアクシデントも防ぎます。

アウトドア用もありますが、私は街歩き用のものです。

③日焼け止め・虫よけスプレー

個人的には必須アイテム。それぞれ登山前に使う強力なものと、登山中に塗りなおせるスプレータイプの2個ずつ持っていきます。

④ゴミ袋

お菓子のゴミや汚れたものを入れるのに何かと便利。

⑤クマ鈴

北海道の登山はヒグマに注意!
リュックにしまいこまず、「持つ」だけでなく「音が鳴る」ようにしてください。

⑥ポータブル充電器

携帯で地図を見たり写真を撮ったりしていると、すぐに充電が減ります。

⑦登山用ストック(トレッキングポール)

足の疲労度が変わります。私は往復4時間以上なら持っていきます。
インターネットで3000円くらいで売っていました。

⑧携帯トイレ

実際に使わずともお守り代わりに。ホッとしますよ。

⑨腕時計

予定通りに登山ができているかチェック。
心拍数を測れるものがほしいです…。

その他オススメ

登る山や目的によって、持って行ったり行かなかったり…。
私は手軽に登れる山では、スケッチブックや料理器具を持っていき、大変な山はなるべく軽くしていきます。

①⑤⑥⑧の写真は省略します

①お気に入りのお菓子

行動するためのカロリー補給とは別に、HAPPYになれる「自分へのご褒美」を!
私は47都道府県のおやつを制覇しようと挑戦しています。

②カメラ

きれいな景色は記憶だけでなく、記録にも残したい!
私は景色はスマートフォン、人や花は単焦点レンズのカメラを使います。

③スケッチブック

山頂でお絵かき。水彩色鉛筆もセットで持っていきます。

④小銭入れ

山によってはトイレを利用するのにお金がかかったり、山小屋に売店があったり。
事前に調べていきましょう。

⑤お風呂道具

登山の後に温泉に行けると、より幸せ!
車に置いていきましょう。

お風呂に入れない場合は、汗拭きシートとドライシャンプーがあれば、すっきりしますよ~。

⑥靴と服の替え

これも車に置いていきます。
汚れた靴や服で車に乗らないためと、さっぱりするため。

⑦山ごはん道具

山頂で食べるごはんが豪華だと、登山に励みが出ます!
私はお湯を沸かす道具から徐々に揃えていきました。

⑧化粧直し道具

必要であれば...!
私は、くし・リップクリーム・フェイスパウダーを持っていきます。

いかがでしょうか。
忘れ物があると落ち込むので、荷物を詰める前にもう一度確認してみてください。
(私は軍手・タオル・ティッシュ・山ごはん用のガス缶を頻繁に忘れます。)

最初のうちは荷物が重いと大変なので、グループの中で誰か一人が持っていればいいものはお願いする、なるべく軽量なアイテムを揃えるなど、工夫をしてみてください。

堀内美里オススメの持ち物チェックリスト

まとめ

私が登山をはじめたてのときは、こんなスタイルでした。

この格好にアドバイスするなら3つ。
・綿のTシャツはやめた方がいい(汗を吸うとビショビショになって体の熱を奪います…)
・靴下は分厚いほうが足の疲労度が軽減される
・ローカットの登山靴は捻挫しやすい(私は)

このときは100円ショップの軍手、リサイクルショップで数百円で買った短パンです。
それにセールで買ったレギンスと、友人からもらったリュックと靴で登山しましたが、何ら問題はありませんでした。

みなさんも何度か登っているうちに「これがしたい!あれがほしい!」となり、こだわりが生まれてくるはずなので、はじめに全部そろえないことをオススメします!!

お気に入りのものや登山スタイルを見つけて、自分らしく山を楽しんでください。

連載「堀内美里の言いたいことは山々ですが

※北海道の山に登るときは、クマについても知っておきましょう。「クマに出会ったら」「出会わないためには」の基本の知恵は、HBCのサイト「クマここ」で、専門家監修のもとまとめています。

文:HBCアナウンサー・堀内美里(ほりうち・みさと)
北海道生まれ・北海道育ち。2021年入社。HBCテレビ「グッチーな!」「吉田類 北海道ぶらり街めぐり」、HBCラジオ「平野龍一のミライの扉」を担当。登山歴3年。おいしくごはんを食べるために山に登っています。登山の魅力はインスタグラムでも発信中

編集:Sitakke編集部IKU

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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