子どもが毎日使うモノがすぐに見当たらず、探すことはありませんか? とくに小物類は散らかりやすく、使いやすい収納をしないと、「お母さん、あれどこ?」と呼ばれかねません。今回は、子どもの動線にあわせた収納アイデアを札幌市在住の整理収納アドバイザーの筆者がご紹介します。
毎朝はく靴下。玄関から遠い2階に収納していると、家を出る直前に靴下を取りにバタバタすることがありませんか?
洋服は2階でも、靴下だけは1階の収納をおすすめします。洗面所やリビング、リビング横の部屋など子どもが取りやすい所に収納場所を作ってあげましょう。
筆者宅では1階にリビング以外の部屋はなく、洗面所はとても狭いので、リビングの一角に収納しています。その際に、年齢にあわせた収納方法に変えています。高学年の子は、ティッシュケースの空き箱を仕切りにして他の服とまとめて収納しています。
低学年の子は靴下だけをケースに入れて収納しています。
毎日必要なモノですが、小さいので、気がつくとどこにあるかわからなくなりませんか?
子どもの様子を見ていると、ランドセルを背負う直前にハンカチ、ティッシュを用意しています。近くに収納しておくと、忙しい朝でもバタバタせずに用意をしてくれますよ。
筆者宅では、カラーボックスをカスタマイズして、勉強道具やハンカチ・ティッシュなどの小物も収納できるようにしています。洗濯したハンカチをしまうのも、場所がしっかり決まっているので楽ですよ!
毎日使う帽子も置き場所が決まっていなくて、出かける直前に「ない!」と子どもがさわぐことはありませんか?
身支度する場所に帽子を収納するのもいいのですが、場所がない方は、玄関に置くのをおすすめします。出かけるときはかならず玄関を通りますし、帰ってきたらすぐにぬいで置くことができますよ。
筆者宅では下駄箱の横に隙間があり、100均で購入した突っ張り棒とカゴで簡単な棚を作っています。そのカゴに子どもの帽子をまとめて収納しています。壁かけのフックを設置して、かける収納でもオシャレですね。
毎朝のことなので、使うモノの置き場所をしっかりと決めましょう。一度決めた置き場所でも、あわないと思ったら場所を変更してみましょう! 子どもの様子を見ていると、「この場所に置くと取り出しやすそうかな」と思いつきますよ。
***
文:佐藤ゆきこ(整理収納アドバイザー)
***
【ライター:佐藤ゆきこ PROFILE】
元ストック大好き、超ズボラだった整理収納アドバイザー。第2子出産4か月後の夫の転勤で、子どもが増えたのに以前より小さいお家お引越し。そこで片付けを学び、モヤモヤが晴れていく。「片付けでお悩みの方にも、この気持ちを体感してもらいたい」という思いから活動中。
【画像】筆者自宅