魚は、ひっくり返して食べないことが原則です。まず、箸を使って骨と裏側の身を分けていきます。頭の後ろ側から中骨に箸を挟み入れて、そっと浮かせ、そのまま骨に沿って尾まで箸を動かすと、身がきれいに外れます。
箸を尾まで動かした後は、尾を折って切り離します。頭と中骨を持ち上げ、あとは、裏側の身を食べれば、頭と骨だけになります。食べ終わった後は、背骨を半分に折って、内臓や小骨と一緒にまとめて置くとよりスマートです。
さんまのきれいな食べ方を身につけることで、食事がより豊かなものとなり、日常生活における印象もグッとアップすること間違いなしです。ぜひ、この食べ方を実践して、おいしいさんまを心ゆくまで楽しんでください。
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文:桜美月(イメージアッププロデューサー・マナー講師)
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【ライター:桜美月 PROFILE】
愛媛県松山市出身、好奇心旺盛な学び好き。ミス松山の経験を活かし美しい振る舞いやマナーを深く学び資格取得。現在は、マナー講師の枠にとらわれず、自分のやりたいことに挑戦し、『SAMIE』ブランドを立ち上げデザイナーとしても活動中。Voicy『桜 美月のシンデレラマナー』では、外見だけでなく内面も整える生き方、あり方について配信中。
【画像】shige hattori、keyphoto / PIXTA(ピクスタ)、HikoPhotography / shutterstock