秋の訪れとともに、食卓に華やかな色とおいしさを運んでくれるさんま。しかし、その骨や身の細かい骨が苦手で、上手に食べられないと感じる方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、マナー講師である筆者が、さんまのきれいな食べ方について解説します。5つのSTEPでポイントを押さえると、自信を持ってさんまを美しくいただけるようになりますよ。
左側の頭から右の尻尾に向かって、中骨に沿ってお箸を入れていくとスムーズにできます。
まず、表側の上半分をいただきます。頭の近くから箸でゆっくり、一口ずつ身をほぐして、尾の方まで食べます。真ん中から箸をつけるのは、お行儀が悪いのでやめましょうね。
下半分も同様に頭から尻尾に向かっていただきます。 この部分には、内臓(肝)があるため、小骨が多くあります。苦手な方は、内臓と小骨を取り除き、お皿の右奥にまとめて置きます。口に残った小骨は、口元を手や懐紙で隠しながら箸で取り出しましょう。