2023.07.26
育む北海道のママ応援サイト「EZO MAMA」(エゾママ)と、Sitakke編集部によるコラボ連載、『#北海道ママコミュニティ図鑑』。
この連載では、北海道在住のママが中心となったイベントやコミュニティの活動内容をご紹介します。
ママ向けのイベントやコミュニティ参加に興味がある人はもちろん、様々な ママたちのインタビューを通し、多種多様な価値観に出会う“きっかけ” をお届けしてまいります。
代表の三星裕里香さんは札幌生まれの札幌育ち。3歳の娘を持つママです。
独身時代から音楽療法士としてセミナーを行うなど、音楽に携わって様々な活動をしてきました。
「音楽に特化したママコミュニティを作りたい!」と感じたのは、出産後に心身とも不調に陥ったことがきっかけ。
そのとき、音楽療法の知識をフルに使い、ある「音」を自分の中に取り入れました。
それは、妊娠中に聞いた「赤ちゃんの心音」。
音と記憶が強く結びついて、子どもを授かった感動や幸せな気持ちに立ち返ることができ、心が軽くなったといいます。
そんな経験から、1年前にコミュニティを立ち上げ、音楽に特化したイベントを毎月行うようになりました。
おなかにいる赤ちゃんの心音を初めて聞いたときの感動…。
産まれたときの産声。ちいさな裸足の足音。
子育てってその時々の音にあふれていますよね。
音楽は、親子の愛着形成に絶大な効果をもたらします。
そんな音楽を通して、親子のかけがえのない時間づくりに微力ながらも携わらせていただけたらうれしいです!
0歳から参加できるコンサートや、体を動かしながら子供の能力を引き伸ばすリトミックのイベントは特に人気です。
また、妊産婦向けの音楽療法は全国でもめずらしい取り組みです。
産前産後のお困りごとは本当にその人それぞれ。
その解決の一例でいうと、私自身が体験した、音楽の「回想作用」の利用。
赤ちゃんの心音も、産声も、足音も、千差万別です。
ヒアリングを大事にし、録音していたものを使ったり、時には楽器や手を使って音を再現したりして利用します。
こうした「妊娠して初めて感動した音」繰り返し聞いて、「その時」に立ち返ってもらうことで、子どもへの愛情を深めてもらうことができます。
また、産前産後の体の痛みについても、理学療法士の施術に合わせたヒーリング音楽を掛け合わせるということも行っています。
音楽未経験の方も、もちろん大歓迎です。
「音楽のイベント」と聞くと、「静かにしていられない」「集団活動がニガテ…」などお子さんが心配で参加をためらってしまうママもいるかもしれません。
ですが、そこもぜひ安心してほしいです。
私自身10年間児童デイサービスや特別支援学級での音楽療法にも取り組んできました。
イベントでは「うちの子が集団活動できるなんて!」「ここなら安心して参加できる!」と言っていただいて、本当にうれしく思っています。
誰もが輪になって音楽を楽しめる空間を作っているのでどうか一度、遊びに来てくださいね。
また、会員限定で「オンライン座談会」も開いています。
育児あるあるからお悩み相談まで…「ここに味方がたくさんいるよ」とメッセージを届けると同時に、私自身も力をもらっています。
子育ては時間との闘い!毎晩寝る前に次の日の行動計画をざっと立てるようにしています。
夫との分担は必要不可欠!
夫の帰宅が早ければ食後に簡単な家事を済ませて3人で過ごす時間を。
夫が遅ければ、もう家事は一切せず(笑)、娘と関わる時間にしています。
料理の宅配サービスを利用したり、夫が出張のときは実家で過ごしたり。
今はフリーランスの保育士や家事代行サービスも充実していますし、「ほかに頼る・任せる」が大切だと思っています。
ママが笑顔でいることが家庭の幸せ!
ほんの数分でもママが一人になれると、思考が整理されて、すっきりした頭とココロで子どもと向き合うことができると思います。
パパと公園に行ってもらう間にゆっくりお茶を飲む時間を作る。それだけでも大きく変わると思います。
音楽に関わる仕事をする中で掲げているのが「一生モノの趣味・特技」の必要性。
コミュニティなどで話を聞くと、半数以上の人が育児中に趣味を持つことに「罪悪感」を抱いているんです。
「趣味にお金と時間を使うくらいなら子どもに使いたい」と自分自身も、またパートナーにも感じてしまう…それもよくわかります。
でも、趣味は自己肯定感を高めたり、生きがい、そして逃げ場になったりもします。
趣味という「隠れ家」を作っておくことで、そこに逃げたり、リラックスして心に余白を持たせたりすることができる。
そのほうがずっと家庭も円満になるし、子どもにとっても生き生きした親の姿を見せられると思うんです。
ぜひ、パパママこそ一緒に趣味をもって楽しみましょう♪
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企画:EZO MAMA
編集:Sitakke編集部あい
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