習い事の定番でもある武道。そのなかでも空手は、怖い・厳しいというイメージの方も多いのではないでしょうか。筆者自身も「空手を習いはじめるのは早くても小学生くらいかな」と考えていましたが、実際に調べてみると最近は3歳から対象となっている教室がほとんどということを知り、早速体験会に参加してきました! 今回は、子どもの習い事情報を発信している札幌在住の筆者が、札幌で子どもが通える空手教室についてお伝えします。
子どもが教室に通うとき、特に知っておきたいポイントがあります。
空手には種類があり、直接打撃を行う空手(フルコンタクト)と、寸止めで行う空手があります。流派も数多くあるので、興味がある教室はどの種類なのか複数の教室を見学・体験し、それぞれの特徴を知ることが大切です。
稽古は週に1〜2回、60〜90分の教室が一般的です。ほかの子どもの習い事とは違い、小学生から大人まで幅広い年齢の方が一緒に稽古をすることもあるのが特徴的です。
3,000〜8,000円程度の教室が多いです。道着や防具など、用意が必要なものは入会する前に確認しておきましょう。また、夏休みや冬休みに合宿を行う教室もあります。合宿の有無についても事前に確認しておくと安心です。
礼儀作法や基礎体力が身につくことはもちろん、いざというときに自分自身を守ることができます。また、階級によって帯の色が変わっていくので、目標を定めやすく、達成することで自信がついていくというメリットもあります。
稽古では、先生が配慮してくださっていても痛みを感じたりけがをしたりすることもあります。また、自分が痛みを感じる経験を通して、相手の痛みを知るきっかけにもなります。
筆者が実際に参加した体験会についてレポートしていきます!
今回、4歳の息子が参加した稽古は1時間です。そのなかで、柔軟、突きや蹴りの基本稽古、ミット打ち、スパーリング、組手、型と盛りだくさんの内容でした。費用は無料で、入会前に複数回体験することも可能でした。1度の体験ではわからないことも多いので、“とても良心的だな”という印象を受けました。服装は動きやすい服装であれば大丈夫です。裸足で参加するので事前に爪のチェックも忘れずに!
今回空手教室の体験会に参加したきっかけは、息子の「空手をやってみたい!」の一言から。親としては「いざ稽古を見ると怖がるのでは……」と不安な気持ちもありましたが、実際に参加してみると、先生の指導は厳しいなかにも優しさがあり、一人ひとりをしっかり見てくださったので、息子も「先生がかっこよくてとても楽しかった!」といっていました。”礼に始まり礼に終わるとはどういうことなのか”を子どもにもわかるようにていねいに教えてもらい、武道の魅力を感じることができました。普段から挨拶やお礼の大切さは伝えていますが、家庭以外の環境で教えてもらうのは、子どもにとって新鮮で貴重な経験だったようです。
空手はオリンピックで正式種目として採用され、世界でも人気の高いスポーツです。また、何歳からでもはじめやすいので親子で通う方も多いそうです。心も身体も鍛えたいというお子さんや、親子で一緒にはじめたいというご家庭にもおすすめの習い事です。
ご家族で、ぜひ1度見学に行ってみてはいかがでしょうか?
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文:神代明子
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【ライター:神代明子 PROFILE】
幼少期からダンスに没頭し、某プロ野球チームでチアガールとして活動。現在は札幌でダンス講師を行う2児のママ。産後に「そろそろ習い事をはじめよう!」と思い立ったとき、近年大きく変化している“子どもの習い事事情”に困惑。自身の経験からInstagramで札幌の子どもの習い事について情報を発信中。
→「札幌のリアルな習い事情報がない!」子どもの習い事情報を発信しようと思ったきっかけ