足を伸ばして味わって！「贅沢サーモンの一皿」標津町が詰まったスポットで舌鼓

みなさんは標津町をご存知ですか？　標津町は、道東に位置する人口5,000人ほどの小さな町。道内にある町で同じ読み方をする“士別町”と区別するため、「根室標津」と呼ばれることもあります。

日本有数のサケの水揚げ量を誇り、お隣の別海町や中標津町と並んで酪農も盛んです。

今回は2023年4月27日に開業1周年を迎えた「まちの駅 標津サーモンプラザ（以下、標津サーモンプラザ）」を取材しました。

開業から1周年を迎える「まちの駅 標津サーモンプラザ」

出典: 北海道Likers

「標津サーモンプラザ」は中標津空港から車で約20分の場所にあります。釧路空港・女満別空港からは約2時間程度。標津町の人気観光スポット、野付（のつけ）半島までは車で約20分です。

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建物のすぐ隣には鮭の水族館「標津サーモン科学館」もありますよ。

出典: 北海道Likers

さっそく中に入ってみましょう。

「標津サーモンプラザ」は、レストランやお土産店、観光案内などがぎゅっと詰まった複合施設。2023年4月27日に開業1周年を迎えました。

「観光情報センター」には、観光パンフレットなどが置いてあります。

「カフェ＆レストラン“テラス”」で舌鼓！

出典: まちの駅 標津サーモンプラザ

施設内のレストラン「カフェ＆レストラン“テラス”」では、標津産の魚介類や乳製品を使ったピザ、パスタなどさまざまなメニューを楽しむことができます。目玉商品は、とても大きなサイズのバーガー『BIG!!ハンバーガー』。

出典: 北海道Likers

筆者は、『標津サーモンステーキ膳レモンバター醤油』をいただきました（パンかご飯が付きます）。

標津産のサーモンの上には、北海道産バターと醤油で味付けしたソースがたっぷり。バターのコクがありながらも、さわやかなレモンでさっぱりといただける一品です。醤油とバターの相性はいうまでもなく抜群。サーモンの脂と上にのっているトマトの酸味もベストマッチです。

サラダの野菜も北海道産にこだわっているとのこと。

出典: 北海道Likers

こちらは日替わりスープの『かぼちゃスープ』。かぼちゃがとても濃く、スープというより“かぼちゃピューレ”のようでした。

テイクアウトメニューが嬉しい「物販スペース」

#####出典: 北海道Likers

物販スペースでは標津産牛乳を使った乳製品も販売。

出典: 北海道Likers

人気商品は魚介類の珍味だそう。

出典: 北海道Likers

人気商品の『ペッパー鮭舞（けいぶ）』。製造店舗がなくなってしまったため、今ある在庫限りで販売終了だそうです。気になる方はお早めに！

出典: 北海道Likers

物販スペースでテイクアウトした『白い恋人ソフトクリーム』。標津町で『白い恋人ソフトクリーム』を食べられるのは「標津サーモンプラザ」を含めて2か所だけなのだそう。

レストランで食事を楽しんだ後のデザートにもぴったりです。

地元にUターンして働く二人！これからも目が離せない「標津サーモンプラザ」

物販スペースでテイクアウトした『白い恋人ソフトクリーム』。標津町で『白い恋人ソフトクリーム』を食べられるのは「標津サーモンプラザ」を含めて2か所だけなのだそう。

レストランで食事を楽しんだ後のデザートにもぴったりです。

地元にUターンして働く二人！これからも目が離せない「標津サーモンプラザ」
広報担当の川上さんと「カフェ＆レストラン“テラス”」シェフの亀谷さんにお話を伺いました。

広報の川上さんは標津町のご出身。札幌の学校を卒業して美容師をされていましたが、観光の仕事がしたくなり沖縄へ。沖縄の観光地で伝統的な着物（琉装）を着付ける仕事をしていましたが、結婚・出産を機に、地元に戻られました。同じタイミングでオープンした「標津サーモンプラザ」の求人募集を見て働くことを決めたそう。

「美容師に戻ることも考えましたが求人があまりなく……。人と触れ合う仕事がしたかったのでここで働くことにしました。お客様に喜んでいただけるのがうれしいです」と川上さん。お土産売り場で接客販売をする傍ら、広報としてSNS等で情報発信をされています。SNSから「標津サーモンプラザ」を目当てに北海道・道東を訪れる人もいるそうで、遠くは沖縄から来た方もいたのだとか。

シェフの亀谷さんは標津町のお隣、中標津町のご出身。札幌の学校を卒業後、「鶴雅グループ」のホテルで働いていましたが、「標津サーモンプラザ」オープンの求人を見て「カフェ＆レストラン“テラス”」へ。「実家がレストランをやっていたのがきっかけで料理人になりました。将来は自分のお店を持ちたい」と亀谷さん。2023年4月末にリニューアルした新メニューも考えました。

出典: 北海道Likers

北海道の町では珍しく、道の駅がない標津町。「標津サーモンプラザ」ができるまでは、標津のお土産を買ったり食事をしたりできる場所がありませんでした。今では「標津サーモン科学館」を見に来たついでに立ち寄る観光客だけでなく、地元の方にも大変喜ばれています。

標津町には洋食を食べられるレストランが少なく、「カフェ＆レストラン“テラス”」は地元のママさんたちの女子会にも利用されているそうですよ。ディナーは前日までの予約制で、標津町内や中標津町の宿泊場所まで送迎もしてくれます（予約時に要確認）。

出典: 北海道Likers

「標津サーモンプラザ」では定期的にコンサートなどのイベントも開催されています。2023年5月13、14日には駐車場の特設会場で『キッチンカーフェスティバル』を開催。北海道各地から、人気のキッチンカーが大集合します。「カフェ＆レストラン“テラス”」は人気メニューのハンバーガーを提供。1日200個限定で、2022年開催時には2時間で完売したそうですよ。

みなさんもぜひ、標津町にある「標津サーモンプラザ」に立ち寄ってみてください。標津で獲れたサケや、北海道産にこだわったメニューを食べて大満足すること間違いなしです。

＜店舗情報＞
■まちの駅 標津サーモンプラザ
■住所：北海道標津郡標津町北1条西6丁目1-2
■定休日：水曜
■電話番号：0153-85-7125
■ホームページ：http://shibetsu-salmon-plaza.jp/
■Instagram：@nextplus.ltd

■カフェ＆レストラン“テラス”
■営業時間：11～14時（L.O.14時）、14～17時、17時〜（前日までの完全予約制）
■定休日：水曜