コンビニエンスストア大手のセブン―イレブン・ジャパン(東京)が、苫小牧市糸井の老舗菓子製造・三星の銘菓「よいとまけ」をイメージしたアイスクリームを販売し、その見た目などが話題を呼んでいる。
今年で販売開始から70周年のロングセラー商品「よいとまけ」のアイス化は初めてで、三星も「知名度向上のいい機会」と喜んでいる。
アイス「白くま」「あいすまんじゅう」で知られる丸永製菓(福岡県)が製造した「丸永よいとまけアイス」(192円)。新型コロナウイルス感染拡大で打撃を受けた観光地を支援しようと、全国各地のご当地商品とのコラボ商品を企画し、6日からセブンが道内と東京都内の一部店舗約500店で販売している。販売総数は非公表だが、1カ月程度の販売を想定しているという。
よいとまけをイメージしたアイスバーで、見た目のインパクトは抜群。ロールケーキ部分はバニラアイスで再現し、外側をハスカップ果汁を使ったアイスで包んだ。中にたっぷり入れたハスカップソースは、三星が提供した冷凍ハスカップが原料。よいとまけのような甘酸っぱさが特徴だ。
よいとまけは1953年から販売している同社の看板商品。ロールカステラの外側にハスカップジャムをたっぷり使い、「日本一食べづらいお菓子」とも称される。70周年の節目を彩る新境地の商品化に、三星も「甘さと酸味のバランスがとても良い仕上がりになっている」と喜んでいる。