整理収納のファーストステップであり、最も重要な作業が“不要なモノを取り除く”こと。しかし、実際には「なかなかモノを捨てられない」とお悩みの方がたくさんいます。そこで今回は、帯広在住の整理収納アドバイザーである筆者が実際に体験して気づいた モノを手放す4つのコツ をお伝えします。
勉強熱心で完璧思考が強いがんばりやさんほど、周囲の情報に翻弄されてしまいがち。調べすぎて何がいいのか分からなくなったり、誰かと比べて勝手に落ち込んだり……。
そうなってしまったときは、思い切って情報収集をやめてみましょう! 筆者の場合、SNSを見るのを控えることで、目の前のモノに集中することができました。
片づけでよくあるのが、捨て方が分からず放置してしまうパターン。分からないことをそのままにしておくと心にモヤモヤが広がり、片づけがはかどらない原因になることも。
捨て方に迷ったモノは、その場で調べてすぐに解決するのがベスト! その後すぐ行動に移せなくても、捨て方が分かっているというだけで、心に余裕が生まれます。
手放すかどうか迷ったら、捨ててしまう前に一旦隠してみるのがオススメです。擬似的に“ない”暮らしを体験してみると、モノの必要性を確認できます。
ここで重要なのは、保管する期間を決めておくこと。頭で考えて分からないときは、実際に体験してみるのが1番です!
収納の中身を全て出して、家の隅々まで本気で掃除をしたときのこと。想像を上回るモノの多さにビックリ! モノが多い分、掃除も本当に大変で、「もうこんな思いはしたくない!」と片づけ意欲に火がつきました。
いつもは見て見ぬふりをしている場所、当たり前に使っている場所も、掃除という別の視点で見ることで、新たな気づきを得られるはずです。
1か月間、本気でモノと向き合った結果、いろいろな気づきがありました。痛感したのは、モノの整理と心の整理はつながっているのだということ。心にブレーキがかかっていたり、気持ちが焦っていたりするときは、不思議と片づけがはかどりません。人と比べず自分のペースで、誰かではなく“自分”の軸で判断していくことがとても大事です。「捨てたいけど、捨てられない」とお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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文:はせがわあかね(整理収納アドバイザー)
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【ライター:はせがわあかね PROFILE】
美幌町出身、帯広市在住のインテリア好きな整理収納アドバイザーで現役作業療法士。子ども2人と夫、わんこ2匹と暮らす。シンプルな生き方に憧れて資格を取得し「片づけクリエイター」として暮らしに役立つ情報を発信しながら、イラストやモノ作りなどクリエイティブな活動を行っている。
【画像】metamorworks、jessie、Graphs、ごんちー / PIXTA(ピクスタ)、筆者自宅
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