2023.06.21

育む

ことし4月にオープン!いま注目の木製アスレチック広場へ潜入してきた|「サッポロさとらんど」(札幌市東区)

第2子が誕生し4歳と0歳の2児の息子の父となったHBCアナウンサー・渕上紘行が、北海道内の公園や遊び場を巡る連載「公園ブラボー!」。子育て世代におすすめの遊び場情報を、自称“公園ハンター”がご紹介します。

子育て真っ最中の私が出会う、思わず「ブラボー!」と叫びたくなる、公園や遊び場をひとつでも多くご紹介していきたいと思っています。まさに公園を“ハント”していく気分でお読みくださいね!

今回訪れたのは、札幌市農業体験交流施設「サッポロさとらんど」(札幌市東区)

広さ74.3ヘクタール(札幌ドーム14個分)という広大な敷地で農業・収穫体験やバーベキューなどが楽しめる、札幌市東区・丘珠にある『サッポロさとらんど』
2023年4月に道内最大級の“木製アスレチック遊具広場”が誕生しました!
週末や祝日には多くの家族連れでにぎわう注目の人気スポットへ、ブラボーを見つけに行ってきました。

「食と農」をテーマに考えられた25種類の木製遊具

さとらんど交流館横の芝生広場・さとの広場に完成した『からだぐんぐんアスレチック』。「食と農」をテーマにした5つのエリアに、なんと計25種類もの木製遊具があります。
メインエリアでひときわ目立つのは、大型すべり台が楽しめるコンビネーション遊具!さとらんどのキャラクター「ぐんぐん」をモチーフにしたシンボルタワーです。

その周りに並べられた木製遊具には順に番号がふってあり、ひとつひとつの遊具をクリアしながら自然や農業に触れることができる、コース仕立てのアスレチック遊具広場となっています。では、残り4つのエリアも覗いてみましょう!

ブラボーポイント① 苦手な野菜も好きになる⁉「野菜エリア」

(じゃがいもクライミング)

(とうきびトンネル)

まずはさとらんどで収穫される野菜をイメージした遊具がお出迎え、「野菜エリア」です。
“じゃがいも”に見立てたカラフルな突起物を掴んでよじ登る「じゃがいもクライミング」や体をかがめながら通り抜ける網状のトンネルは、“とうもろこし”を連想させる「とうきびトンネル」!

(たまねぎジム)

(看板)

こちらは“たまねぎ”の形をした「たまねぎジム」!
小型のジャングルジムのように登って遊ぶものですが、たまねぎの特徴をうまく表現したデザイン。初めて見る遊具に興味津々です!
ちなみに…これらの野菜の生産量は北海道が全国1位を誇ります。
日本を支える、道産野菜の恵みを体感する遊具にブラボー!!

ブラボーポイント② 土づくりを遊具で表現、「畑エリア」

(畝うねクライミング)

(農具わたり)

続いては、おいしい野菜を作るために欠かせない畑の土づくりを遊具で表現した「畑エリア」 です。
「畝(うね)うねクライミング」は、野菜の成長を促すために土を盛り上げた“畝”を想像させるデコボコ道。バランスを取りながら進んで遊びます。
土づくりには欠かせない“農具”も遊具に変身しました!スコップやくわを組み合わせた丸太の上を歩くユニークな「農具わたり」で遊べば、子どもたちは自然と畑に親しみが湧いてくるのでは⁉

ブラボーポイント③日本の食文化には欠かせない!「米エリア」

(八十八の手間)

こちらは私たちの食事に欠かせない 「お米」をイメージしたエリアです。「米」の字型に並べた丸太の上を平均台のように進むバランス型遊具。「米」の字の由来は、“八十八の手間をかけて作られる”と言われています。
苦労して作られたお米は大切に食べたいですね!

(稲穂わたり)

(稲架掛け(はさがけ)わたり)

垂れた稲穂が風で揺れる様子をイメージした「稲穂わたり」では、体幹を使いバランス感覚が養われます。
また収穫した稲は、束ねて棒などに架けて乾燥させます。いわゆる「稲架掛け(はさがけ)」をイメージした遊具も。ロープをつたい、うんていにぶら下がりながら進むと、気分は黄金色に実った稲穂のよう!?

ブラボーポイント④みんなの元気の源、「食エリア」

(おにぎり山)

(ごちそうさま橋)

最後は、子どもたちの心と体を育む源をイメージした「食エリア」 です
「おにぎり山」はおにぎりの形に丸太を組み合わせました。登ってみると思っていた以上に高さを感じてドキドキ!山の頂上を目指して登りゆっくり降りていきます。小さい子どもは大人の補助が必要な遊具です。

そして締めくくりは「ごちそうさま橋」。足元が吊り橋状で不安定なので、子どもたちもかなり慎重になり渋滞ができていました。ただ、渡り切った子どもたちの表情は充実感でいっぱい!チャレンジ精神をくすぐる遊具にブラボーの一言です。

(ウッドチップ)

そしてなんと、今まで紹介してきた遊具は全て北海道産のスギを使用しています‼また、すべての遊具の足元やコース状に敷かれているクッション性のある“ウッドチップ”ももちろん道産木材。木材の〝地材地消″も考え、木育にこだわり抜いた設計にもブラボーです。
札幌市に伺うと、今の時代には珍しい「木製遊具」で木の温かみを存分に感じてほしいとのこと。一般的な公園では見られない多数の木製遊具の配置は、さとらんどが持つ広大な敷地や緑豊かな景観をうまく活かした設計ですね。

さとらんどには、『木育×食育』をテーマに作られた室内キッズエリアも昨年誕生しました。夏場は野菜の収穫体験はもちろん、バター・アイスクリーム・ソーセージなどの手作り体験もできます。まさに私たちの生活と密接に繋がる「食」や「農業」を楽しみながら体感できる場所です。
将来的には施設全体の再整備も考えられているさとらんど。
今後どんな進化を遂げるのでしょうか。先がけてオープンした木製アスレチック遊具広場は、さとらんどの魅力を再発見できる場所であること間違いなしですね!

公園ハンター・渕上”のブラボーチェック(最大5つ星)

こどもあそび度 ★★★★☆
パパママ充実度 ★★★★☆
おすすめ年齢  6歳~12歳
(アスレチック遊具の特性上、大きい子どもたちに特にオススメ)

・0.6ヘクタールの敷地に25種類の木製遊具が並ぶ
・道産木材を使用した道内最大級の木製アスレチック広場
・乗用の小型鉄道模型コーナーも有(有料)
・小さい子どもには室内キッズエリアがオススメ(さとらんどセンター内
・収穫体験(予約不要)やバター・アイスクリーム・ソーセージ作り体験も(予約必要)
・バーベキューができる炊事広場有
・駐車場有(無料)

サッポロさとらんど

***

文|HBCアナウンサー 渕上紘行(ふちかみひろゆき)

テレビ「ブラボーファイターズ」「今日ドキッ!」やラジオ「ガンちゃんの世界一面白いプロ野球の番組」「鶴岡慎也の焚き火トーーク」など北海道日本ハムファイターズに関する番組を中心に、野球・サッカー・スキージャンプ・バスケ・高校ラグビー・ゴルフとHBCのスポーツ中継全般に携わる。入社20年目、神戸市出身。Instagramも更新中!

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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