キャンプはブームを迎えてからどんどんと進化をしています。
筆者も自身のライフステージが変わっていく中で、キャンプスタイルが日々変化してきました。
今回は、札幌在住のママキャンパーがキャンプを好きになったきっかけや、結婚~出産を経てからの変化についてお伝えします。
子どもの頃に家族でよく行ったキャンプ。大人になり、行く機会がなくなっていました。
7年前の連休に、結婚前の今の主人と2人で「キャンプでも行ってみよう」と思い立ち、テントやキャンプグッズを両実家から借りて、ドライブも兼ねて湖のあるキャンプ場へ行きました。
記憶に残っている家族とのキャンプとは全く違い、キャンプ場のトイレやシャワー室、炊事場はとてもきれいで、設備が充実していました。
さらに、日常では感じられない大自然と、ゆっくりと流れる時間を感じ、2人でお酒を飲みながら焚き火を眺めていろんな話をしました。
このキャンプで、子どもの頃とは違う大人のキャンプの楽しみ方を知り、キャンプを好きになりました。
出かけたり、旅行をしたりするのが好きだった筆者と夫。キャンプを好きになり始めた頃、「長期の連休に旅行を兼ねてキャンプをしよう!」と思い立ちました。
旅行のテーマは「盛岡でわんこそばを食べたい!」。車にキャンプ用品を詰め込んで、フェリーで青森へ。観光をしながら東北を周り、盛岡でわんこそばを食べました。
それまでは“キャンプをする”ことが目的だったので、“大好きな旅行を一緒にする”ことができるキャンプは魅力的だと感じました。思い出もキャンプ+旅行で2倍になり、さらにキャンプを好きになりました。
主人と2人でキャンプに行っていた頃は、火の起こし方や料理にこだわってみたり、ロケーションを重視して眺めを楽しんだりしていました。
子どもが生まれてからは、家で料理を準備して、現地では早くおいしくできるものを選ぶようになりました。極力手間を省いて、子どもとの時間を優先して楽しんでいます。子どもが寝た後にゆっくり焚き火などを楽しみたいと思うのですが、まだ子どもが小さく、泣いてしまうことが多いため、それは今後の楽しみにしています。
子どもとキャンプをするようになってからは、購入するものの選び方が変わりました。椅子は1人掛けからベンチタイプの大きなものに変え、寒さで風邪をひかないようにポータブル電源と電気毛布を購入し、荷物が一気に増えました。
また、キャンプ用品はなるべく組み立てが簡単・手間がかからない・汚れにくいものを選ぶようになりました。よりよいアイテムがあると、主人と相談して悩む時間も楽しいです。
以前までは、多少遠くても気にせずキャンプ場を選んでいましたが、子どもと行くようになってからは、1泊ならば市内近郊を選ぶようにしています。子どもに手が届く距離で設営ができるように、車両を横付けできることも必須条件に! 子どもが転んだり手をついたりしても遊べるように、芝生サイトを選ぶようになりました。
毎年、ライフスタイルや子どもの年齢によってキャンプスタイルも変化している我が家。キャンプは家族全員でリフレッシュ・遊び・旅行が一度にできます。そんな趣味に出会えたことが、とてもよかったと思っています。
まだまだ進化するキャンプ! まだの方はぜひ試してみてくださいね。
***
文:ゆきみらくる
***
【ライター:ゆきみらくる PROFILE】
札幌生まれ・札幌育ち。
キャンプ大好き、1歳児の育児に奮闘する30代ママ。
大人になり子どもの頃とは違う新たなキャンプの楽しみ方があることに気づく。カップル、夫婦、家族とライフスタイルが変化しても、いろんな形で飽きることなく楽しめるキャンプの虜に。実体験を交えながら、キャンプのお役立ち情報を配信中。
ファミリーキャンプのストレスを解消!子連れのテントまわりにおすすめの3アイテム