2023.06.13
暮らすウイルスの流行でおうち時間が長くなった頃から、テレビや雑誌で“片付け”の情報を目にする機会が増えましたよね。今でこそメジャーになりつつある『整理収納アドバイザー』という仕事ですが、筆者が資格を取得した当時はまだまだ裏方中の裏方でした。
そこで今回は、帯広在住の現役整理収納アドバイザーである筆者が、資格取得のきっかけや現在のお仕事についてお話します。
第1子が誕生し、慣れないお世話に忙しい毎日。一日中家にいるのに家事は終わらないし、部屋は散らかり放題。そこで、ふと思ったんです。 「復職したらどうなるんだろう」 と。仕事に家事に育児……元々面倒くさがりな性格もあり、全てをこなす自信がありませんでした。そんな不安から「まずは今できることをやろう」と家の片付けを決意! これが最初のきっかけです。
いろいろ調べてみると、片付けを生業にしている人がいることや、近所に『整理収納アドバイザー』がいるということが発覚! 自宅を公開されている方だったので、早速連絡を取って訪問させていただきました。モデルルームのようにただキレイなだけではなく、暮らしやすい工夫が詰まった空間にとてもワクワクしたのを覚えています。
訪問するまでは、片付けってマメな人にしかできないと思っていたんです。でも、実際に暮らしぶりを拝見し、片付けの手順を説明していただくうちに 「これならズボラな私にも真似できるかも?」 と気持ちに変化が。それが、資格取得を目指すきっかけとなりました。
『整理収納アドバイザー』は片付けに関するお仕事をしているわけですが、内容は人によりさまざま。訪問作業をしたり、講座やセミナーを開催したり……。筆者の場合は、こういった記事の執筆をメインにお仕事をしています。
無理だと思っていたことが「できるかも」に変わる。行動に移して、暮らしが少しずつ変化していく。かつての筆者がそうであったように、片付けというツールを通して、人の暮らしを変える きっかけ作り ができることが『整理収納アドバイザー』の醍醐味であり、筆者の原動力です!
面倒くさがりでズボラな性格でも、片付けのプロとして今こうして活動させていただけているのは、この記事を読んでくださるみなさまのおかげです。そして、筆者にとっては実際に見たり聞いたりした“体験”が、今のお仕事や暮らしに繋がっていると感じています。
「百聞は一見にしかず」
気になるイベントに参加する、会いたい人に会ってみる。そんなちょっとしたアクションが、あなたの明日を変える大きなきっかけになるかもしれません。心のブレーキを外して、一歩踏み出してみてはいかがでしょうか。
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文:はせがわあかね(整理収納アドバイザー)
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【ライター:はせがわあかね PROFILE】
美幌町出身、帯広市在住のインテリア好きな整理収納アドバイザーで現役作業療法士。子ども2人と夫、わんこ2匹と暮らす。シンプルな生き方に憧れて資格を取得し「片づけクリエイター」として暮らしに役立つ情報を発信しながら、イラストやモノ作りなどクリエイティブな活動を行っている。
【画像】筆者自宅