2023.05.09

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ニッカウヰスキー余市蒸溜所のレストランがリニューアルオープン!【余市町・RITA'S KITCHEN】

    アルコール全般と地元・北海道をこよなく愛するライター・オサナイミカが、今こそ知ってもらいたい、北海道の食とアルコール+ロケーションの素晴らしさを綴ります!

    北海道の食材とスコットランド料理をニッカウヰスキーで堪能する

    2024年に創業90周年を迎える『ニッカウヰスキー』。北海道余市町にある“余市蒸溜所”は、世界中から観光客が訪れる場所としても有名です。そのニッカウヰスキー余市蒸溜所内にあるレストランが、2023年4月28日(金)にイギリス・スコットランド料理のほか、北海道の食材を使った料理とドリンクを提供する 【RITA's KITCHEN】としてリニューアルオープンした と聞きつけ、ウィスキー好きのオサナイ、早速足を運んできました!

    ちなみに余市駅から歩いてすぐの正門からは、現在は事前予約者しか入れないシステムですので、レストランへは少し奥にあります、駐車場方面へ向かって入場します。

    写真左手は売店、中央部1階がレストランの入口になります。

    こちらが入口

    80席ほどの店内の雰囲気はこんな感じ。

    ニッカウヰスキー余市蒸溜所のファンの方ならご存知かと思いますが、RITA's KITCHENの“RITA”とは、創業者・竹鶴政孝氏の奥様の愛称です。レストラン入口には、リタさんにまつわる思い出の品がいくつか展示されています。リタさんは、竹鶴氏がウィスキー作りを学ぶために渡ったスコットランドの出身。今回、料理が好きだったリタさんが残した、スコットランドや日本でのレシピを再現したメニューや、ウィスキーやハイボールに合うスコットランドの料理、北海道の地元食材を使った料理などが楽しめるレストランとして生まれ変わったのです。

    こちらがお料理のメニュー。写真付きで、とても分かりやすいメニューブックです。

    個人的にお料理より気になるのが、ドリンクメニュー(笑)!余市蒸溜所のキーモルト以外にも、宮城峡のキーモルトもあり、3種類セレクトして飲み比べ出来るテイスティングセットもあります。

    ということで、余市蒸溜所から2種、宮城峡から1種セレクトして飲み比べ。まずはストレートで味を確認したあと、加水して楽しみました。

    原酒以外にも、余市蒸溜所ならではのメニューも豊富。こちらは人気のアップルワインをソーダで割った、リタハイボール。

    これはついつい、お替りしたくなるラインナップです。

    さっそくテイスティングセットにピッタリな1品をオーダーしてみました!『ポットスチルスモークディッシュ』。

    蓋を開けると、煙がフワッと上がり、スモーク香が広がります。中にはニシン・ラム肉・酒盗クリームチーズ・エビ・玉子・ナッツと、ウィスキーが進むものばかり。

    こちらは、北海道産ポークニッカシードル煮とポテトのコロッケ。揚げたてホクホク!

    そしてこちらは、ローストチキン1/4CUTプレート。どのお料理もアルコールをメインに楽しみたい人にも嬉しいサイズ感と味わい。特にリタさんのレシピを参考にしたというローストチキンは、添えられているポテトの程良い酸味がウィスキーによく合うのです。こちらは別料金で、パンやライスをセットすることもできますよ。

    デザートメニューとウィスキーの組み合わせにハマる!

    RITA'S KITCHENさんはデザートメニューも充実しています。

    こちらは、リタさんのレシピで作ったという、ゴールデンプディングのマーマレードソース添え。焼き立てでまだ温かいプディング、このまま食べてももちろん美味しいのですが・・・

    先ほどのウィスキーを少し垂らして食べるのが、たまらなく美味しいのです!!

    ジワ~ッとウィスキーが沁み込んだスポンジと、マーマレードソースの組み合わせ、最高です!

    もう一つのオススメは、北海道ソフトクリームwith竹鶴ピュアモルト。

    北海道らしい濃厚なソフトクリームに、竹鶴ピュアモルトをたらり。これものん兵衛で甘い物好きにはたまらない組み合わせです!!

    そしてさらに美味しく味わう方法を知ってしまいました!!ゴールデンプディングwithソフトクリーム!!ほんのり温かいゴールデンプディングと冷たいソフトクリーム+ウィスキー、皆様にもぜひ試して頂きたい!!ということで、色々な使い方が出来そうなRITA'S KITCHENさんは、この夏一度は行ってみて欲しいスポットです!

    新しくなったミュージアムは、かなりの見応え!

    本年フルリニューアルしたニッカミュージアムは、予約なし&無料で入場可能なので、ぜひともお立ち寄りを!

    サイズを少し小さくして再現したテイスティングルーム。

    味覚のグラフなども勉強になります。

    以前のミュージアムを知っているオサナイとしては、とても洗練された感があり、思っていた以上に見応えがありました。

    奥には、有料試飲コーナーも健在。

    さらに奥には竹鶴氏のヒストリールームもあり、こちらもステキにリニューアルされ、竹鶴氏の歩みがより分かりやすく伝わるようになっていました。

    リタさんへのラブレターなども展示されており、竹鶴氏がいかにリタさんを愛していたかが伝わってきます。

    リタさんが死去したあと、感謝をこめてつくられた、スーパーニッカ。ボトル内のウィスキーは、月日と共に半分に減ってしまいましたが、その時の想いはそのまま詰まっていることと思います。

    【取材先】
    RITA'S KITCHEN
    ニッカウヰスキー余市蒸溜所

    ***

    写真・文 オサナイミカ(一部、先方提供)

    【ライター:オサナイミカ PROFILE】
    札幌生まれ・札幌育ちの、アルコールをこよなく愛するアラフィフ、中学生の息子の母。 (株)リクルートが発行する情報誌生活情報サンロクマル(現Hot Pepper)の営業を経て、 2007年よりWEB情報サイトSapporo100milesの編集長として15年間、札幌や北海道の食と観光の情報を 【オサナイミカのつぶやき】を綴り続け、2022年11月からはSAPPORO YARDにて、【オサナイミカが行く!】をスタートしている。

    Sitakke編集部

    Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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