2023.05.01

深める

【小樽】創業105年!3代続く老舗菓子店「菓匠 松月堂」が地元で愛され続けるワケ

新しいお店が次から次へとオープンする一方、長く続いているお店があります。HBCテレビ「今日ドキッ!」のコーナー「ザ・ロングセラー愛されるにはワケがある」 では、北海道で50年以上続くお店にスポットをあて、愛されている理由を探ります。

創業105年 3代続く老舗菓子店

歴史とロマンの町、小樽にある大正7年1918年創業の老舗菓子店「菓匠 松月堂」。
築100年を超えるレトロな外観が目を引く、3代にわたって続く老舗菓子店です。

【菓匠 松月堂】

住所:小樽市稲穂1丁目1-8
電話:0134-32-2220
営業時間:午前9時~午後6時半

100年以上続く家業を受け継いでいるのは・・・

3代目の奥村秀幸さん。
この道40年の菓子職人です。
秀幸さんは、20歳から6年半、札幌の洋菓子店で働いていました。
伝統を守りながらも、3代目は「挑戦」!
洋菓子の手法を生かして作った新名物がありました。

3代目の挑戦 新名物の原点とは…

「原材料は品質のいいものを」という先代の教えを受け継ぎ、厳選した原材料を使っています。
どら焼きの生地には4種類の小麦粉を使用。
和菓子の配合で、「洋菓子のスポンジのようなどら焼きの皮を創る」と2代目の父が小麦粉の配合を工夫しました。

北海道産の発酵バターと岩内町の海洋深層水から作られた塩を混ぜ合わせたところに、泡立てた全卵を少しずつ加え、出来上がったのが『松月堂特製のバタークリーム』。
先代のレシピで焼き上げたどら焼きの生地にバタークリーム、道産小豆を使ったあんこをしぼっていきます。

この商品が誕生するきっかけとなったのが、2代目の父が、どら焼きの生地を焼く際に残ったタネや失敗した生地をバターとはさんで食べたこと。

芳醇な香りのバターと道産小豆のあんこをはさんだのが、小樽美人「潮どら焼き」。
2代目と3代目のコラボで誕生した新名物です!

小樽美人 潮どら焼き 260円

生地はしっとりしていて柔らかく、ほんのり塩気がきいたバタークリームとあんこの相性は抜群です。

「菓匠 松月堂」が愛されるワケ

同じ配合で同じまま作っているとお客さんには「味が落ちた」と思われるかもしれない。 どうやったら少しでも良くなるのか。 日々、少しずつ進歩させようとしているから「変わらない味」と言われるのではないか・・・ と、3代目の秀幸さんは話します。 100年以上受け継いできた伝統。 そして進化。

現在は、息子さんも家業の仕事の修行中。
老舗店の歴史は続いていきます。

※掲載の内容は番組放送時(2023年4月5日)の情報に基づきます。

今日ドキッ!

HBCテレビにて毎週月~金曜ごご4:50~7:00に放送中。みなさんと一緒に毎日のドキドキを探しに行きます!最新のニュースや天気、スポーツ情報など丸ごと「北海道」にこだわる情報報道番組です。

https://www.hbc.co.jp/tv/doki/

この記事のキーワードはこちら

SNSでシェアする

  • X
  • facebook
  • line

編集部ひと押し

あなたへおすすめ

エリアで記事を探す

FOLLOW US

  • X