北海道の牧場と聞いて、みなさんはどんな動物がいるのをイメージするでしょう。牛や馬、あるいは羊が広々とした草原にいるのを思い浮かべる方も多いかと思いますが、今回ご紹介するのは、なんと“ダチョウ”の群れがいる牧場です。自然が広がるニセコ町の「第二有島だちょう牧場」では、“世界最大の鳥”とも言われるダチョウを毎年春から秋にかけて放牧。観光スポットとしても人気のこちらの牧場で、いよいよ今シーズンの放牧が始まったとのことで、その魅力や楽しむポイントをレポートします!
羊蹄山を背に悠然と広がる、北海道虻田郡ニセコ町の「第二有島だちょう牧場」。JRニセコ駅から車で約10分、周辺には道の駅「ニセコビュープラザ」などの人気スポットもあることから、観光コースに組み込まれることも多い牧場です。毎年ゴールデンウィーク頃から雪が降る時期までダチョウが放牧されています。
入場料や駐車料金などは特に設けられておらず、無料でダチョウを間近に見られるこの牧場。柵のすぐそばにダチョウ用の餌と料金箱が設置されていて、100円を投入すれば餌やりを体験することができますよ。
これがまた想像以上にドキドキな体験! 今まで動物園で檻越しに見たことはあっても、木の柵を隔てた至近距離でふれあう機会などなく、「ダチョウの首ってこんなに長いの!?」「餌を食べる勢いがすごい!」と家族で大興奮。「早く餌をくれ」と言わんばかりにつぶらな瞳で見つめてくるダチョウたちは、かわいらしさも想像以上です。
大迫力のダチョウさんたちとふれあったら、お次は敷地内にあるカフェで小休止しましょう。放牧期間の金土日祝に営業しているこのカフェでは、ダチョウのたまごを使ったどら焼きのほか、ダチョウ肉のフランクフルト、かわいいダチョウ型クッキー付きソフトクリームなど、ダチョウ牧場ならではのメニューを楽しめます。
道内でも珍しいダチョウのグルメを味わえるのも、孵化から解体まで一貫して行っている「第二有島だちょう牧場」だからこそ。のびのびと育てられたダチョウさんたちのたまごや命に感謝しながらいただきましょう。
おしゃれなライトがあると思ったら、ダチョウのたまごの殻を活用したものでした。さまざまな工夫を発見できるカフェの内装にも注目してみてくださいね。
気になるダチョウ放牧の開始日ですが、2023年度は4月29日(土)よりすでに放牧スタートしています。これからの過ごしやすい季節、ニセコ方面へ遊びに行く時はぜひ立ち寄りスポットとして候補に加えてみてくださいね。
迫力ある餌やり体験や併設カフェのグルメ体験を通して、ダチョウのこと、そして動物の命をいただく尊さを直に感じてみてはいかがでしょうか。
第二有島だちょう牧場
■住所:北海道虻田郡ニセコ町字豊里239-2
※掲載の内容は取材時点(2023年4月)の情報に基づきます。内容の変更が発生する場合がありますので、最新の情報は各店舗・各施設にお問い合わせください。
***
文:haruka
***
【ライター:haruka PROFILE】
旭川出身・札幌在住のWEBライター。旅行会社に就職するほど、旅やお出かけが大好き!コロナ禍をきっかけに、「自分も周りも大切にできる旅とは?」と少し意識の変化も。小さい子どもと快適に旅するアイデアも日々考案中。
【画像】筆者撮影
■お得な1400円セットでほろ酔い♡女性の一人飲みデビューにもおすすめなスペインバル!
■1,000円でこのボリューム!北広島「ボールパーク」周辺にあるお店を巡ってみたよ【前編】