北海道には、北海道にしかいない「かわいい」動物たちがたくさんいます。動物たちの自然な姿に癒されるとともに、動物たちが暮らす環境に思いを馳せてみませんか?「北海道3大かわいい動物プロジェクト」に寄せられたみなさまからのお写真をご紹介します。(2023年3月27日〜31日ピックアップ分)
逆さまになってお食事、その態勢でカメラをのぞきこむ、いたずらっ子のようなエゾモモンガちゃん。
エゾモモンガも、冬と夏では微妙に色が変わります。
冬毛は、もふもふで灰色っぽく、夏毛はうすい茶褐色です。
この子は、もう夏毛っぽくなってますね。
これからの季節は、木の葉が出てきて、なかなか姿を見ることはむずかしくなります。
サクラの花が咲くころに、メスは出産して、それから40日くらいで、チビモモンガが巣穴から顔を出すのだそうですが、夜で、木の葉も生い茂っているので、なかなかその姿を見ることはできません。
「〝モスラ〟のように口から糸を出してるの?」という書き込みをいただき、ビックリしちゃいました!
木にくっついていた、虫の繭のようなものを引っ張っているところです。
シマエナガちゃん、巣を作る材料にするつもりなのでしょう。
シマエナガは、伸び縮みするニット帽のような巣を作ることは、以前にお話させていただきました。
シマエナガの巣作りは本当に見事で、ずっと見ていたいのですが、近くで人間が立ち止まって見上げていると、遠くからカラスがそれを見ていて、結果として、人間がカラスに、シマエナガの巣がある場所を教えてしまうことにつながってしまい、ヒナがある程度育った頃に襲われ、食べられてしまいます。
カラスも子育て中なので、仕方がないのですが、人間がそれを誘発させてしまうことは避けたいですね。巣を見つけた方、どうぞご注意ください。
中国の昔話から、仲睦まじい夫婦のたとえにされるオシドリですが、毎年パートナーを変える、というのが現実なのだそう。
とはいえ、オスが、パートナーのメスを、他のオスから守ったり、交尾の前の、イチャイチャしてるのを見ると、やはり愛情表現が豊かだなーと、感心してしまいます。
メスは、木の上の樹洞(穴)タマゴを産みますが、その間、オスはずっと近くにいて、他のオスが近づかないように見守り続けます。
でも、メスがタマゴを産み終わると、オスはどっかに行っちゃって、パートナーは、ここでおしまい。
子育ても、100%、メスにおまかせです。
イケメンだけど、イクメンじゃない、オシドリのオスなのでした。
最近は、巣作りの材料をくわえたり、ひっぱったりと、忙しいシマエナガちゃんのお写真が多かったのですが、「きょうの1枚」は、カメラ目線のかわいいシマちゃんを選ばせていただきました。
クリっとした大きな目と、もふもふまんまるなカラダが印象的な、綾瀬はるかさん似(?)の、かわい子ちゃんです。
早いペアだと、もう巣を作り終えて、タマゴを産むタイミングをみはからっている頃でしょう。
もうすぐ、いよいよ子育てですねー。
ごはんを食べ終わったモモンガたちは、よく身づくろいをします。
小さな手にツバをつけるようにして、ネコがよくやるようにして、とても丁寧に顔のまわりをキレイにするのです。
私たちはそこをカメラで、連写をするのですが、家に帰って、その何十枚という写真を見ていると、ときどき、目をつぶった瞬間が写っています。
その写真は、本当は、ほんの一瞬の出来事なのだけれど、ジッとして長い時間、深い祈りを捧げているかのように見えることがあります。
逆に、ちょっとした〝変顔〟になっちゃってることも。
その一例が、2枚目の写真。
大切なヒゲを、キューッと引っ張った瞬間なのでしょうが、急にオッサンが現れちゃって、ビックリ!
マンガ・キン肉マンに出てくる、ラーメンマンにも見えてきます(モモちゃん、ゴメンなさい)
文:インスタグラム「北海道3大かわいい動物」プロジェクト事務局 / ami_papa
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