伊達市大滝区北湯沢温泉町のホテル・きたゆざわ森のソラニワ(白井勝執行役員支配人)に、家族連れで利用できる「かまくらサウナ」が登場した。高さ3メートル以上で白い塗り壁材でできた施設は、雪室のようなたたずまい。同ホテルは「水着着用で家族やカップルで楽しめます」と来館を呼びかけている。
「かまくらサウナ」は、プロサウナーで、「ととのえ親方」こと松尾大さんがプロデュース。水着やポンチョを着て性別を問わず利用できる本格的なフィンランド式サウナとして、屋外プール「温泉ビーチ」内に設置した。1月から建設に入り3月1日にオープンした。
室内の温度は75度に設定。中心にはサウナストーンがあり、30分置きに天井の装置から湯が出るオートロウリュで熱波を起こす。
時間ごとにイベントを用意。アロマ付きの氷玉をサウナストーブに乗せて、匂いを楽しむ「キューゲルアイス」をかまくらサウナオープンの午前7~11時ごろまで楽しめるほか、午後には水鉄砲で遊べる3分間のキッズタイムを2回用意している。
午後6時以降は18歳以上が利用できる時間。スタッフの熱波師が、ロウリュ後にうちわで熱波を送る「アウフグース」を計2回に分けて行う。
ホテルを運営する野口観光グループでは「かまくらサウナ」を皮切りに、北湯沢温泉郷湯元ホロホロ山荘でサウナ付きの貸し切り風呂を秋ごろに新設するほか、緑の風リゾートきたゆざわでも露天風呂奥に大人向けサウナを24年度中に設置する予定。
野口観光サポートセンター執行役員北湯沢・洞爺地区予約センターの神田愛彦センター長は「子どもと一緒に入れるサウナはあまりなかった視点だと思う。家族で利用してもらうことを主眼において企画しました」とアピールしている。
サウナの利用は10歳以上が推奨で5歳未満は不可。問い合わせは北湯沢総合予約センター、電話0570・026574へ。