HBCで毎週放送中の『グッチーな!』から、”北海道の美味しいもの”をご紹介します。
今回ご紹介するのは「蔵造り塩引き鮭」。
札幌を代表する大衆中華「布袋」グループの
総括料理長 松岡洋史さんが
「もう旨いとか美味しいとか、
そんなレベルじゃないぐらいの味の奥深さを感じる」
と絶賛するほどの熟成鮭です。
作っているのは
札幌で80年以上にわたり鮭を加工販売してきた
「丸亀」の若月 裕之さん。
老舗の3代目として、伝統の鮭づくりを守りながら
新たな時代のニーズにあわせた鮭製品を
全国に届けています。
通常の新巻鮭とくらべて
3つも4つ工程が多く手間と時間をかけて
熟成させるのが「蔵造り塩引き鮭」。
まず鮭自体の選別から始まり
徹底的に洗い、塩を施します。
さらにお腹にたっぷり塩を入れ、
塩の山の中に鮭を山積みしていきます。
鮭の重みと塩の働きで数週間熟成させ、
今度はその塩を洗い流しながら
一日塩水に漬け込むことで塩を均一にする・・・などなど。
最終的にはきちんと拭いて干しますが
期間は1か月以上かかるというこだわりの製法です。
▼「布袋」グループ総括料理長 松岡洋史さん
「ここまでの手間暇というか・・・
惜しみなく時間をかけるというのがすごいですね。」
「丸亀」のこだわりは単に“作り方”だけではありません。
「手間をかけたから美味しくなるのか・・・
これはお客様の判断に委ねるところ
じゃあぼくらがどうしてこんなことしているのかというと
やはり残していきたい味があるからなんです。
たとえ売れなかったとしても
作り続けて発信していく味・・・それが「蔵造り塩引き鮭」なんです」
と、若月さんは語ります。
でも優れた魅力を持つ道産加工食品~「北のハイグレード食品」
にしっかり選ばれていますから、もちろんその味は間違いありません!
さらに「丸亀」に代々伝わり、大切にしているのが
創業者の遺した「鮭魂」という言葉。
これには、魂を込めて鮭をつくるという意味と、
鮭の尊い命、魂をいただくという謙虚な気持ちを忘れないという意味が
込められています。
だからこそ、手造り、手作業、品質第一にこだわり続けているそうです。
塩ががっちり効いてますから
お米との相性は抜群!
お茶漬けはもちろん、おむすび・炊き込みご飯、
細かく刻んでサラダに彩を添えるのにも最高です。
海の恵みへの感謝と職人の想いが詰まった
「鮭魂」を感じられる味・・・
「蔵造り塩引き鮭」はHBCショップで販売中。
伝統の製法と技術が引き出した、秋鮭本来の味わいを
ぜひご家庭でお楽しみください。