ちょっとディープな花園の夜。
暗い路地裏に輝くお店の看板の光。
いつも気になってはいるけれど、お店に入るのは少しだけ勇気がいるような…
ということで今回は、小樽の歓楽街「花園」に店を構えるスナックに、花園初心者の編集部記者が突撃してみました。
でも、やっぱり少しだけ不安…ということで、花園のベテランTさんにも付き添ってもらって、スナックの楽しみ方を教えてもらいました!
さあスナックに入るぞ!とその前に…。
花園の飲み屋街には、「スパル通り」「花間栄(かまえい)通り」「嵐山通り」など数多くの通りがあり、地元のベテランの方達は、店を探すときに、これらの通りの名前をよく使います。
Tさん「●●って、スパル通りにあったよな?」
私「うーん、そうでしたっけね、へへへ」
私は小樽に住んで10年ちょっとですが、通りの名前はいまだ覚えられず、いつもこんな感じで、笑って誤魔化して過ごしてきました(笑)
歩きながらのTさんの説明で何とか覚えようとする私。
普段であれば私は、前だけを向いて通り過ぎてしまうのですが、今日は違います。花園を楽しみに来たのです!
不思議なことに、楽しむことを決めたら、個性的な看板が多くあり、この狭い地域の中に、選択肢がたくさんあることに気付きました。
どの店にするか悩んで、ぶらぶらと歩いている時間が楽しい!
路地裏の冒険は終わって、いざスナックへ!
…と言ったものの、なんだか歩いているうちにお腹が空いてきました。
私「Tさん、スナック行く前に、先にご飯食べにいきませんか?花園には隠れ家的な飲食店もたくさんあるようですし」
Tさん「仕方ないやつだな…。でも、スナックにも飯を提供している店があるんだぞ」
私「まじすか?!」
スナック初心者の私は全く知らなかったのですが、どうやら花園のスナックには、お菓子をおつまみにお酒を楽しむスナック、料理とお酒を提供しているスナック、お姉さまが複数在籍しているスナック、ママ一人で切り盛りしているスナックなど、いろいろな形態があるようです。
そんなわけで急遽!厨房設備があってご飯も提供している「SNACK あーばん」に突撃することになりました!
慣れた感じで入っていくTさんの後ろを、ドキドキしながら入っていく私。
入ると、お店は定員10名程度の隠れ家的な空間が広がっており、カウンター席とボックス席。
飲み会の二次会でスナックに来るときには、迷わずボックス席に座っていたけど、今日はカウンター席に座ってみる。
(何となく、これまではカウンター席に私なんかが座っていいのかな?って思ってたんですよね)
座ってみると、意外と落ち着く。
テーブルの高さとイスの高さがちょうどよくて、良い感じ。
Tさん「ここの店は他のスナックにはない"お通し"が出てくるんだぞ」
私「え、お通しはお菓子じゃないんですか?」
ママ「はい、どうぞ~」
私「?!」
出てきたのは、昔懐かしのタコさんウインナー!?
これまで見たことのない光景に驚く私。
話を聞いてみると、お客さんのお腹の状態を見て、お通しの内容を変えているらしい。気配り上手なママ!
ポークジャーキー、手作り餃子、梅干しなど、多様なお通しが「あーばん」では食べることが出来、お通しを楽しみに来るお客様も多いのだとか!
美味しいお通しをおつまみにお酒を飲んで談笑していると、Tさんがしきりに、ここの冷麺はめちゃくちゃ美味しいんだ、そこら辺の冷麺とは格が違うんだと連呼してくる(酔いながら)。
そんなに言うならと冷麺を頼んだら、具材がないので今日は提供できないとのこと。残念!
その代わりと言って、提供してくれたのがこちら!
昔懐かしナポリタンスパゲッティ!うまそ~!!
隠れちゃっているけど、お通しでも出てきたタコさんウインナーが具材に入っているのがニクイ!
通常よりも少し太めでもちもちした麺で食べ応えも十分。大満足の1品でした!
具材の在庫状況によっても提供できる料理が変わるので、毎回同じメニューは食べられない可能性がありますが、これは胃袋をぎゅっと掴まれますね!
ということで、「SNACK あーばん」 の突撃レポートでした!
……あれ?スナックの紹介じゃなくて、ただの食レポになってる?笑
ご飯ももちろん美味しかったですが、何よりもママさんの人柄が良く、隠れ家的なお店の雰囲気と相まって、初心者の私でもとても居心地の良いお店でした♪
ありがとうございました!
ちなみに、この店は基本的にママさん一人で調理しているので、料理をたくさん注文すると対応できなくなるとのこと。
ママさんの様子も見ながら注文してくださいね♪
SNACK あーばん
小樽市花園1丁目9−7
TEL:0134-27-6639
お酒も飲んで良い気分な私。一度スナックを楽しんでしまうと、他のお店も気になってしまうようです。
私「Tさん、楽しかったですね!もう1件だけ行きませんか?できればご飯を食べれるところで」
Tさん「まだ食うのか!それじゃああそこのスナックに行ってみるか」
私「行きましょう!!」
という感じで、次もご飯が提供できるお店繋がりということで、「酒処 美ゆ喜」さんに、少しだけお邪魔することになりました!
まだ、お店の中に入るときは、どきどきする…。
店内は、コの字型のカウンター席と、奥にボックス席というスタイル。外の看板もそうでしたが、**店内もお洒落でこだわりが感じられます。**今回もカウンター席に座ってみる。
席についてお酒を頼んで乾杯し、綺麗なスタッフの方と3人で談笑していると、お通しが出てきました。
素敵!
店内の雰囲気もお洒落ですが、お通しもかなりこだわっていますね!
しかも、3品もあるのでお酒のおつまみとしては最高♪
なんだかこの写真だけ見るとスナックではなく、高級旅館のように錯覚してしまいますね。
メニュー表もありました。
おつまみ、ご飯もの、一品料理など豊富に揃えていて、どれも美味しそう♪スナックなだけあって、お茶漬けや蕎麦など、締めにちょうどいい料理も取り揃えていますね!
2件目でなければ、おにぎり(タラコ)、銀だら、手づくりしゅうまい、揚げ納豆のフルコースで頼むのに…。
くぅ~美味しそう~!
今回は、メニュー表にはないですが、だし巻き玉子が美味しいとのことだったので、そちらを注文して、お酒を楽しむことにしました!
料理を提供しないスナックであれば、1次会は飲食店、2次会はスナックという流れが普通なんですが、美ゆ喜さんは、1次会から訪れるお客様も多いとのこと。
これだけしっかりした料理を提供していれば、ママさん、スタッフさんともお話ができるし、1次会から行きたくなりますよね♪
今回2件のスナックに来て、初心者の私なりに思ったのは、やはり接客してくれるママさん、スタッフの方々のお話の仕方が上手ですよね!
Tさんと私がお話している間も笑顔で耳を傾けてくれて、話が詰まった時にはすかさず一言入れて場を回してくれる。
この世界では当たり前の話なのかもしれないですが、初心者の私にはそれが新鮮で、不慣れでどきどきしてカウンター席に座っていた私でも、自然と癒される空間になったのは、皆様の気配りのレベルが高いからなんだなと、お酒を飲みながらしみじみ思いました。
ということで、いきなりの突撃でしたが、ママさん、スタッフの方々、快く対応してくれましてありがとうございました!
酒処 美ゆ喜
小樽市花園1丁目12−2
TEL:0134-33-2111
以上!若干(?)食レポが多かったような気もしますが、今月の花園突撃体験記は終わりとなります。
これまで何となく入りにくいな~と思っていた方も、この機会にぜひスナックを訪れてみてはいかがでしょうか?
そして、自分なりのスナックの楽しみ方を見つけてくださいね♪
【小樽の夜が気になっている方】
小樽の夜の情報サイトON-Otaru Night-もぜひご覧になってください♪
※内容は掲載時点(2022年4月25日)の情報に基づきます。
※内容の変更が発生する場合がありますので、最新の情報は各店舗にお問い合わせください。