【福島】冬季休館中だった町チロップ館(白符442、旧白符小学校)は22日、開館し、毎年恒例のひな人形の展示会「ひな・武者人形まつり」が始まった。今回14回目で、ひな人形や五月人形が多彩に並び、会場の旧体育館を華やかに彩っている。展示は5月8日まで。
同館で収蔵する約2000点のうち約1300点を飾った。江戸時代末期に作られたとみられるものや平成時代の作品もあり、会場中央部には昨年に続き朱塗りの橋を設置し、優雅な雰囲気を演出。段飾りのほか、戦前の西日本で流行した「御殿造り」などさまざまなひな飾りがある。
施設を管理する生涯学習サークル「チロップの会」代表の熊谷正春さんが、道内各地から寄贈された人形を飾ったのが始まり。今年は今月1日から展示の準備を進めた。熊谷さんは「人形の材質でいつごろ作られたのか推測できる。見比べながら楽しんで」と話す。
開館時間は午前10時から午後3時(土、日曜、祝日は同4時)まで。火、金曜休館。問い合わせは町教委(0139・47・3675)。