ありとあらゆるモノが手に入るいまどきの100円ショップ。安価でトライしやすいとはいえ、元々大手メーカーのモノを愛用していたり、直接肌に触れるモノなんかは「実際どうなの?」と購入をためらったりすることもありますよね。そこで今回は、帯広在住の整理収納アドバイザーである筆者が“冬の消耗品”3点を100円ショップと他社商品で徹底比較してみました!
まずは、冬アイテム代表の“カイロ”を比較! 左側が100円ショップで購入したモノ、右側が筆者愛用の大手メーカー品です。
早速袋を開けてみると……
一見どっちがどっちかわからなくなるほど中身の見た目も、サイズ感もほぼ一緒。実際に使ってみたところ、100円ショップの方もカイロとしての機能は申し分なく、しっかりとじんわり温かさが持続しました。
今回購入した100円ショップのカイロは、貼るタイプ4個入り・貼らないタイプ6個入りで100円(税抜)。大手メーカーのモノは、商品によって差はありますが10個入りで300円〜800円が相場なので、お得感でいうと100円ショップがオススメです。
ただ一つ、決定的な違いがあったのは“貼るタイプ”のシールの剥がしやすさ。大手メーカーはするりとシートを剥がせたのに対し、100円ショップの方は剥がすのにコツが必要でした。
大手メーカーならではの安心と小さな配慮を取るか、コスパ重視でいくのかで好みが分かれそうなところです。
次は、“除菌シート”を比較! 冬は特に感染症やウイルスが流行りやすいこともあり、除菌シートを使う機会が多いですよね。
左側が100円ショップ、右側が無印良品の除菌シートです。
両者の比較で個人的に気になったのは取り出しやすさとパッケージの見た目です。無印良品は1枚ずつ取り出せたのに対し、100円ショップの方は2枚目がくっついて出てくることがありました。
パッケージについては、100円ショップにはシンプルなモノが少ない印象。しかし、ひとつの店舗でかなりの種類が取り揃えてあり、用途に合わせて気軽に選ぶことができる点が◎
そのほか、水分量やシートの柔らかさ、大きさなどを比較してみましたが……こちらは品質に大きな差は見受けられませんでした。除菌シートは日常の色々な場面で使う消耗品。毎日使うからこそ安さを重視するのか、毎日使うからこそ見た目にもこだわるか。どちらの考え方もアリです!
ここ数年は冬に限らず年中需要のある“マスク”。100円ショップと大手メーカーの違いを比較します!
左側が100円ショップで購入したモノ、右側がドラッグストアで購入したモノ。
筆者は、息苦しさがなくメイクがマスクにつきにくいという理由から立体マスクを愛用しています。見た目ではよくわかりませんが、使ってみると生地感に微妙な違いが。
100円ショップの方はやや硬めでパリッとした感じ。ドラッグストアの方には、柔らかさを感じます。実際に付けてみたときも、なんとなくドラッグストアの方がフィット感があるように感じました。
今流行りの“バイカラーマスク”も100円ショップにあるとの情報で探してみましたが、結局出会えず……。バイカラーマスクは普通のマスクより少しだけ割高になるので、100円ショップでお得に買えるのなら嬉しいですよね。
機能の違いに関してはよくわからないというのが正直なところですが、使い心地はやはり大手メーカーの信頼が厚いかと思います。ただ、たくさんのカラー・種類があるマスクを気軽に試せるというお手軽さが、100円ショップアイテムの良いところです。
値段、機能、見た目、使い心地……さまざまな観点から比較してみましたが、100円ショップなら100円ショップなりの、大手メーカーなら大手メーカーなりの良さがあり甲乙つけ難い結果に。
消耗品は、頻度やシチュエーションによって必要な要素が変わってきますから、賢く使い分けをするのが良さそうですね。
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文:はせがわあかね(整理収納アドバイザー)
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【ライター:はせがわあかね PROFILE】
美幌町出身、帯広市在住のインテリア好きな整理収納アドバイザーで現役作業療法士。子ども2人と夫、わんこ2匹と暮らす。シンプルな生き方に憧れて資格を取得し「片づけクリエイター」として暮らしに役立つ情報を発信しながら、イラストやモノ作りなどクリエイティブな活動を行っている。
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