2023.02.02

暮らす

「また机の上に忘れ物…」子どもの忘れ物を減らす仕組み作りのポイント

「え!また今日も忘れてる……」朝から子どもの忘れ物を見つけ、ショックを受けたことはありませんか? 何度も忘れてしまうとついガミガミ言いたくなりますが、ちょっと思考を変換して“忘れない仕組み”を作ってみませんか? 今回は室蘭市在住の整理収納アドバイザーで3人の子の母である筆者が、忘れ物防止につながった“ちょっとした工夫”を3つお伝えします。

忘れ物の原因1:すぐやらないから

忘れ物をしてしまうのは、帰ってきたらすぐに次の準備をしないで「あとでやろう」と思っているから。いつの間にか忘れ、朝にはすっかり忘れてそのまま出かけてしまいます。

解決策:習慣になるまで声掛けをやめない

「あとでやろう」と思わせないことがポイントです。準備している時に「明日の持ち物は?」と聞いてみたり、やるまで見守るようにしてみたり。今やることが習慣になるまで声掛けをするのが大事だと思います。

忘れ物の原因2:面倒だから

「あとでやろう」と思う理由は、「今やるのが面倒だから」ということも多いんです。取りづらかったり、別の部屋にあったり、探さなくちゃいけなかったり……。今すぐやるには時間がかかりそうで、「今やりたいことを優先して、そのあとでやろう」と思うんですよね。 この場合、声掛けでは不十分。

解決策:近くに置いて準備が楽にする

準備する場所の近くに必要な物を配置しておきましょう。いつも忘れてしまう物は何ですか? たとえば教科書だったら、全部の教科書が棚に適当に入っているといちいち探す必要があります。教科ごとに分けて入れるようにしておけば探さなくてすみます。

筆者宅ではハンカチとティッシュをランドセルの近くに置いていましたが、それでも忘れていました。息子の場合はランドセルではなくジャージのポケットに入れるので、家を出る直前、靴下を履く時に一緒にポケットに入れられるよう、靴下とハンカチティッシュを一緒に置きました。そうすることで忘れにくくなったようです。あちこち取りに行かずに、その場で準備が完結する仕組みを作ることがポイントです。

忘れ物の原因3:何を準備すべきかわからない

時間割や持ち物を書いた紙自体をなくしてしまい、そもそも準備すべき物がわからないことはありませんか? 筆者宅では時間割がよく行方不明になりました。クリアファイルに入れたり、テープで紙に貼り付けたりしていても気づいたらなくなっている……。古い情報がそのまま貼ってあることもありました。

解決策:持ち物リストの管理はワンアクションで

時間割専用のバインダーを用意することにしました。バインダーなのでしっかり留まり行方不明になることはありません。テープで貼ったりファイルに挟んだりする面倒さもなく、ワンアクションで留められるので続けやすいです。

まとめ

準備しやすい仕組みを作ってあげて、帰ってきたら持ち物チェックをすぐやることが習慣になれば忘れ物はなくなると思います。やってほしいことをできるまで声掛けして、一緒に取り組めたらいいですね。言い過ぎてしまうとお互い嫌な気持ちになるので、決してその子を否定せずに、どうやったらできるようになるか親子で話し合ってみてはいかがでしょうか。
仕組みを作り、自ら気づいて行動できる環境に整えてあげられたらいいですね。筆者も日々、研究中です。一緒にがんばりましょう......。

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文:てらだあさこ(整理収納アドバイザー)
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【ライター:てらだあさこ PROFILE】
室蘭市在住の3姉弟のずぼら母。「ちゃんとしなくちゃ!」といつも何かに追われ子育てにもゆとりがなかった頃“整理収納”と出会い、本当の片付けを知る。おうちが整うとともにゆとりの時間や気持ちが生まれたことに感動し、整理収納アドバイザー1級を取得。自身の体験から「整理収納で家も家族も自分自身ももっとすきになる 」をコンセプトに、忙しいママの笑顔のため活動中。

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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