突然ですが、北海道は「生しいたけ」生産量全国No.2ってご存じでしたか?
「しいたけ」といえば九州を思い浮かべるかもしれませんが、それは「干ししいたけ」で、「生しいたけ」となると、生産量全国一位は徳島県、次いで北海道が堂々の2位なのです。
生産量を誇る北海道の中でも選り抜き、プロの料理人が絶賛する逸品を紹介します。
香り、味、大きさ、いずれも他を圧倒するしいたけがあるのは函館市の隣町。日本初の西洋リンゴ栽培地であり、秀峰駒ケ岳や大沼自然公園を擁する七飯町です。
創業50年のしいたけ農家、福田農園さんにうかがい、二代目社長の福田将仁さんに早速お目当てのしいたけを見せていただくと・・・
肉厚な傘と、極太の軸、直径およそ12センチにも及ぶ「王様しいたけ」が、これです。
一般的なしいたけと比べると、その巨大さは一目瞭然!
圧巻の「王様しいたけ」開発に成功した福田さんは、家業を継ぐにあたり、本格的に菌を勉強しようと近畿大学・食品栄養科へ入学し、さまざまなキノコの菌を研究、しいたけ生産量日本一の徳島県にも足を運び、優れたキノコ栽培のヒントを探したそうです。
そうした研究と努力の積み重ねで誕生したのが「王様しいたけ」。
栽培する上で、まずは施設へのこだわりが。「自然の森に近い環境を整えるために、菌床には道南・今金町産のどんぐりの木のチップと地元の鮮度の良い米ぬかを使用しています」(福田さん)
さらに「しいたけ栽培の命ともいえる水は近郊で沸くミネラル豊富な天然伏流水。地下75メートルからくみ上げて使用しています」。
専用ハウスで栄養をたっぷり吸わせ、およそ半年間かけて成長させた「王様しいたけ」は身が締まり、まるでアワビのようなコリコリとした食感と、しいたけとは思えない強い旨味と上質な香りが大きな特徴。その名の通りまさにしいたけの“王様”です。
「王様しいたけ」は経済産業省の「世界にまだ知られていない、日本が誇るべき優れた地方産品 500点『The Wonder 500 TM』」に選ばれ、品評会では生しいたけ日本一の称号である「ゴールデンサンマッシュ賞」を受賞、全国の物産展等でも高い評価を得ています。
さて、そのお味はというとー シンプルにバターで焼いてステーキで。
「こんな美味しいの食べたことないっ。かめばかむほど旨味がじゅわーっと出てきます!」と、HBCテレビ「今日ドキッ!」出演中の渡辺陽子さんもビックリ!
この逸品にほれ込んだ、函館・五稜郭で創作料理を提供する「居酒屋佐平治」の料理長、山形さんは、ニンニクたっぷりの「王様しいたけのガーリックオイル煮」や、パルメジャーノを効かせた「王様しいたけの網焼き」などを季節に合わせて出しています。
山形さんいわく、「こんなに美味しくなるんだ!と思うくらい美味しいしいたけです」
山形さん渾身のメニューを一つ、教えていただきました。「塩を振って軽く焼いた王様しいたけに、先に柚子胡椒で味付けした炒めタマネギ、表面だけ焼いたホタテ、さらに水菜を乗せて、春巻きの皮で巻いて約1分焼きます」。
肉厚しいたけの食感と、ホタテや水菜の食感が渾然一体となって絶品です。
今や全国ブランドでもある王様しいたけ」。生産者・福田さんの今後にかける思いとは?
「もっと一般の方に知らせたいです。しいたけ嫌いな人が少なからずいるのも知っています(笑)、その人たちにもぜひ食べてもらって、わぁ美味しいと感じてほしいです」
「王様しいたけ」は、福田農園内の直売所や公式サイトでも販売しています。
有限会社 福田農園
〒041-1134北海道亀田郡七飯町鶴野83番地
TEL:0138-65-5522 FAX:0138-65-1818
https://www.k-kinoko.co.jp/
HBCショップはこちら
Sponsored by 北海道貿易物産振興会