札幌で日高昆布の専門店「ナナクラ昆布」を営む、木村真依子(きむら・まいこ)さんが、料理の“引き出し”を増やす「昆布の活用レシピ」をご提案します!

きょうは、混ぜて、器に注いで、鍋で15分蒸すだけ!蒸し器がなくてもできる、簡単茶碗蒸しのレシピです。
なめらかに作るコツとは?

連載「おしゃ出汁女子の昆布の引き出し

***

茶碗蒸しは好きだけど…自分で作るのは難しい?

いえいえ、そんなことはありません。
工程も少なく、しかも蒸し器がなくてもおいしい茶碗蒸しができますよ!

牛乳を入れてよりまろやかに。茶碗蒸しというかもはやお出汁プリンかも??

そして今回はカツオ出汁を使います。カツオ出汁は、ナナクラ昆布の基本のお出汁に、さらにカツオを合わせた合わせ出汁を使用します。

(基本の出汁の取り方:https://sitakke.jp/post/3421/ 
カツオ出汁の取り方: https://nanakura-kombu.com/pages/take-odashi )

【材料3人分】

卵3つ
カツオ出汁120ml
牛乳120ml
みりん大1
しょうゆ小1(お好みで入れてください)
いくら(トッピング用適量)
黒胡椒(トッピング用適量)

【作り方】

まず卵を3つボウルに割ります。

白身もほぐれるようによくかき混ぜてください。

菜箸を広げるように持ちながら混ぜると、よく混ざります。

よく混ざったら、牛乳・カツオ出汁・みりん・しょうゆを加えてさらに混ぜます。

牛乳120ml

カツオ出汁120ml

みりん大さじ1、しょうゆ小1

ここで味見をしてください。味が物足りなければ、しょうゆを小さじ1から加えて調節してください。

再びよくかき混ぜてください。

十分に混ぜたら、卵液をこして、よりなめらかに仕上げます。

2回ほど繰り返すとよりよいですが、時間がなければ1度だけでも大丈夫!

耐熱性のある器に均等に注いだら、蒸す準備です。

それぞれアルミホイルでフタをしておいてください。

大きめの鍋の底に布巾を敷きます。

こうすれば、蒸しているときにカタカタ器の音がなるのを防げます。

そこに、アルミでフタをした器を並べていきます。

器同士がぶつからない大きさの鍋を選びましょう。
私は深い鍋しかなかったのですが、器がすっぽり入り、鍋のフタがしまれば、どんな深さでも問題ありません。

火をつける前に、隙間に熱湯を注ぎます。器の半分くらいの高さがおすすめです。

冷たい水ではなく、熱湯を入れるのがポイントです。これがなめらかさの秘訣となります!

蓋をして、弱火にかけて15分〜20分ほど待ちましょう。

火加減と時間がとても大事です。
強火にすると、中にぽつぽつ空気が入ってしまい、なめらかさがなくなってしまいますし、時間もあまり長いと固くなってしまうので注意が必要です。

途中でアルミのフタをあけて確認しても問題ないので、最初は時間を細かくして中の様子を確認してみてください。お使いのキッチンの火力によっては時間が変わってきます。

15分後・・・

ぷるぷるに固まってくれました。
スプーンで軽く触って確認してみましょう。

それでは盛り付けです。

お正月に余ったいくらがあるので贅沢に飾ってみることにしました。黄色と赤のコントラストがいいですね。
それと、味のアクセントを効かせるために黒胡椒をかけてみました。

そのほかには、しょうゆあんを作って上からかけても、見た目も美しそうです。

完成です!お正月に作ったのですが、とても好評でした!

牛乳を入れているので、子どももデザート感覚で食べやすかったようです。離乳食にも良さそうですね。

時間も手間も全然かからずできちゃいました!ぜひお試しください!

連載「おしゃ出汁女子の昆布の引き出し

文:木村真依子
新ひだか町出身、昆布漁師の孫。おしゃれとして暮らしに出汁(だし)を取り入れる「おしゃ出汁女子(おしゃだしじょし)」を増やすべく、「おしゃれなひとはだしをとる」というキャッチコピーで、日高昆布のオンライン販売や、お出汁講座を実施

ナナクラ昆布
・札幌市中央区南19条西14丁目2-23
第6サイトウビル1F
・TEL 050-5328-1394
お出汁講座:リクエスト開催や、イベントなど出張での開催も相談可

編集:Sitakke編集部IKU

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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