同じアイテムを“まとめ買い”。何度も買い物に行かなくて済み、時短になるのが最大のメリットです。しかし、買い方によっては使い切れなかったり、収納できなかったりして困った経験をした人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、帯広在住の整理収納アドバイザーである筆者が、賢いまとめ買いの考え方と、実際に購入しているモノをご紹介します。
家族が多くてモノの消費が早かったり、忙しくて買い物に時間を割けなかったりする人にとって効率の良い“まとめ買い”ですが、実はデメリットもあります。
まとめ買いによる最大のデメリットとして考えられるのは、“収納スペース”の問題です。まとまった量を一時的に保管できる場所がないと、おうちがごちゃつく原因に。
まとめ買いによる収納の問題を解決する方法としておすすめなのが、先に収納するスペースを決めておくこと。あらかじめ、「ここからここまで」と“枠”が決まっていると、買いすぎを防止できますよ。
特に、消費期限のハッキリしている食品関係のまとめ買いでありがちなのがこの問題。消費が間に合わず食べずに捨ててしまうことや、食品以外でも「在庫が全然減らない」といった現象も。
まず、食品に関しては基本的に期限の短いモノはまとめ買いの対象にしないのがベター。こういったモノはまとめ買いよりも、使いながら補充する“ローリングストック”が適しています。
また、在庫が減らなくてお悩みなら、購入のタイミングを見直してみて。1週間・1ヶ月といった区切りで、何をどれだけ消費しているか実験的に記録しておくと、購入時期の目安がわかりますよ。
それではここから、整理収納のプロである筆者が日常で実際に購入しているモノをご紹介します。
子どもやペットがいると、どうしても洗濯の回数が増えてしまいます。筆者宅では平日1日1回、週末は2〜3回洗濯機を回すので、洗剤の減りは早い方です。重たい洗剤は店舗で買うと持ち帰るのに一苦労。数ヶ月に1度、ネットでまとめて購入しています。
見た目がシンプルでお気に入りのボックスティッシュも、まとめてネットで購入しています。自分の中での定番商品が見つかると購入時にアレコレ悩まないので、サクッとお買い物ができます。先ほど紹介した洗剤もこのボックスティッシュも、納戸の一角に収納コーナーを設けて、ここに収まる量だけストックするルールです。
夫が毎朝1本飲む缶コーヒーもまとめ買い。購入後は、段ボールのまま食器棚の指定場所へ配置します。中身の減りに合わせて段ボールの側面を切り取って取り出しやすく配慮しています。
まとめ買いをするときは、収納スペースの“枠”を決めること、購入のタイミングを知ることがポイントです。便利に賢くまとめ買いをして、暮らしをもっと快適に! お買い物の際は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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文:はせがわあかね(整理収納アドバイザー)
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【ライター:はせがわあかね PROFILE】
美幌町出身、帯広市在住のインテリア好きな整理収納アドバイザーで現役作業療法士。子ども2人と夫、わんこ2匹と暮らす。シンプルな生き方に憧れて資格を取得し「片づけクリエイター」として暮らしに役立つ情報を発信しながら、イラストやモノ作りなどクリエイティブな活動を行っている。
【画像】Wakko、Yotsuba / PIXTA(ピクスタ)、筆者自宅
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