お正月といえば初詣。初詣とは、新年に神社やお寺にお参りすることですね。
初詣は、年神さまがいらっしゃる松の内の間に行くのが一般的ですが、あなたは、神社にお参りに行きますか?
それともお寺ですか? 両方にお参りする方もいらっしゃるかもしれません。
神社とお寺の大きな違いは、神社は“神道”であり、お寺は“仏教”であること。
そして、神社とお寺では、お参りの作法にも違いがあります。そこで、今回、マナー講師である筆者が、知っておけば役に立つ“お参り”のマナーをクイズ形式で紹介。正解を考えながら読んでみてくださいね!
正解は、Yes。
鳥居は神域との境目ですので、鳥居をくぐる前には一礼をします。
正解は、No。
手水舎では、手だけではなく、口も清め“心身の浄化”のために行います。
1:右手で柄杓を取り、水を汲み左手にかけて洗います。
2:柄杓を左手に持ち替えて、水を汲み右手を洗います。
3:もう一度、柄杓を右に持ち、左手のひらに水を受け、口をすすぎます。
4:柄杓を立て、残った水を流して持ち手を洗い、元に戻します。
正解は、No。
お賽銭を入れ、鈴を鳴らし、二拝二拍手一礼します。神殿で柏手(かしわで)を打つのは「魂振(たまふり)」といって、立てる音で神様を招き寄せ、自分の存在を知らせるためです。
正解は、Yes。
山門の前で一礼をしてお寺に入り、敷居を踏まずにまたいで入るのがマナーです。
正解は、No。
お寺の参拝方法は、お賽銭を入れ、胸の前で合掌し、その後、一礼します。
みなさんは、何問正解できたでしょうか。神社とお寺のお参りの仕方は混同しやすいので、ポイントを押さえておけば、お参りの直前にあたふたせずにすむはず。幸多い一年をスタートさせてください!
***
文:桜美月(イメージアッププロデューサー・マナー講師)
***
【ライター:桜美月PROFILE】
愛媛県松山市出身、好奇心旺盛な学び好き。ミス松山の経験を活かし美しい振る舞いやマナーを深く学び資格取得。現在は、マナー講師の枠にとらわれず、自分のやりたいことに挑戦し、『SAMIE』ブランドを立ち上げデザイナーとしても活動中。Voicy『桜 美月のシンデレラマナー』では、外見だけでなく内面も整える生き方、あり方について配信中。
【画像】gandhi、IYO、zak、萩谷篤思 A.Hagitani 、icebergpicture / PIXTA(ピクスタ)