2022.12.15

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勤務時間も休日も、自分らしく。悩める女性たちが選んだ「タクシードライバー」という仕事。

かつては男性中心だったドライバーの仕事。しかし最近では、トラックやタクシーの運転席に女性の姿を見かける事も少なくありません。今回の「こう生きたっていい」は、タクシードライバーとして働く女性たちにインタビュー。多くの女性ドライバーが活躍しているという「ハロータクシー」こと日北交通株式会社を、Sitakke読者の富樫さん(@meichan_no_ouch)と訪ねてみました。

富樫さんは2児のママ。子育てや趣味を楽しむ様子をご自身のInstagramでも発信中!

1歳違いの兄弟を育児する、吉田さんの場合。

吉田莉沙(よしだ・りさ)さんと、平田亜裕美(ひらた・あゆみ)さん。ともに未就学の子を育てながら、今年の夏から働く“ワーママ”です。どんなキッカケでタクシードライバーになったのか、まずは吉田さんに質問してみました。

吉田さん(左)と平田さん(右)。入社後に通った自動車学校で親しくなり、今では普段から連絡し合う仲だそうです。

「ウチの子どもは4歳と3歳、1歳違いの“年子”なので、昨年までは、一日中ずっと育児に追われる日々…。でも2月に保育園入園が決まって時間に余裕ができたので、働いてみようと決意しました。求人を見て目に付いたのがピンクのロゴで『女性ドライバー応援企業』と書かれた弊社の募集だったんです(吉田さん)」

しかし、運転への自信のなさから応募をためらい、そのまま半年が経過。何度も他の求人と比較するも「ココしかない!」という思いで夫に相談したところ、「ママ(吉田さん)の運転、上手だから大丈夫」と背中を押され、面接時にも「地理は入社してから徐々に覚えれば大丈夫」と言われた事に安心し入社を決めたそうです。

吉田さんが求人で惹かれたという「女性ドライバー応援企業」のロゴ。女性が働きやすいタクシー会社を認証する、国土交通省が取り組んでいる制度です。

シングルでの育児や介護に忙しい、平田さんの場合。

一方の平田さんは5年前に長女を出産し、働きながら育児に励んできたシングルマザー。以前は4年ほど運送会社で勤めてきたものの、慢性的な人手不足の影響で時間の融通が利きにくく、安心して子育てできる環境ではなかったのだそう。さらにご両親の介護も重なり、追い詰められたような状況が続いていたと言います。

「父は車いすが必要な状態で、母も高齢のため私の力が必要です。保育所、職場、病院の3箇所を行ったり来たりの生活で、自分の時間はほとんどありません。『こんな状態で安心して働ける職場なんてない』と諦めかけていた時、知人から紹介を受けたのがこの会社でした(平田さん)」

5歳の娘と平田さん。以前は朝9時から働き夜は10時を越える事も多く、子どもと過ごす時間も少なかったといいます。

働き手もお客様も安心できるタクシー

現在働く女性たちの中には、さまざまな悩みを抱えてやってきた方も少なくありません。あるドライバーは子育てに奔走するママ。またあるドライバーはかつて、仕事と夢との両立に悩んだ現役女子サッカー選手でした。

澤田法味さん(右から2番目)は、女子サッカークラブ「ノルディーア北海道」の現役選手。日北交通は同クラブのスポンサー企業でもあります。

そんな女性たちが集まった理由は、勤務時間も休日も自由自在にアレンジできる、「ふつう」ではない働き方だから。例えば勤務時間は1日3時間からというごく短時間からでも働けますし、保育園や介護施設等から呼び出しがあった場合、帰社時に返却さえすればタクシーで迎えに行く事も可能です。

「私のように運転に自信がなくても安全講習や、免許の取得支援があります。道が分からなくてもカーナビがありますし、お客様に聞けば優しく教えてくださいます(吉田さん)」

「入社から1年間は給与の最低保証があるので、その期間で効率良くお客様を見つける方法も覚えられます。さらに保育園・幼稚園に通う子どもがいる場合、手当がもらえる制度もあるんですよ」(平田さん)

「年上の男性が多い職場で不安は?」という質問には「娘や孫のように温かく見守ってくれたり、ていねいに仕事を教えてくれたりするので、かえって安心です」と口を揃える2人。お客様からも「優しい運転で安心した」「乗降時の声掛けなど、きめ細やかな配慮が嬉しかった」と好意的な感想が寄せられているといいます。

「日々親の介護をしていた私にとって、車椅子のまま乗れる車両というのも良いと感じるところ。世の中の助けになっているというやりがいを感じることもありますね。働き手にも、お客様にもやさしい会社だと実感しています(平田さん)」

「シフトや休みについて相談しやすい環境は、子育てママにとって、すごく重要ですよね。素敵な職場でうらやましい!」と、2児のママであるSitakke読者の富樫さんも関心を寄せていました。

吉田さん「お客様からスーパーの特売情報や、おいしいお店を教えてもらえるのも嬉しいんです」

「荷物もたくさん入るし、乗り心地もいいですね!」と、富樫さん。車両は全て、誰もが乗りやすいユニバーサルデザイン仕様。ステップと手すり付きで高齢者や妊婦も安心なだけでなく、車椅子のまま搭乗も可能です。

働きやすい会社「ハロータクシー」をcheck

新たな道を走る、女性ドライバーたち。

変化があったのは働く女性たちの生活だけではありません。約1年前に採用を強化して以来「職場がガラリと変わった」話すのは、丹野司(たんの・つかさ)社長です。

「創業から半世紀を超える弊社では、元々高齢化が進んでいた事に加え、新型コロナウイルスのまん延以降、健康への不安から多くのドライバーが退職しました。2020年以降、札幌全体に9000人いたドライバーのうち、約2000人が退職したと言われています(丹野社長)」

そこで丹野社長が注目したのが女性ドライバーの採用でした。

「男性ばかりの業界を変えると同時に、女性たちの就労の場もつくり、世の中の意識を変えていきたい。そんな思いから採用を強化し始めたんです(丹野社長)」

お客様から寄せられた声を読み上げる丹野社長。「こんなに褒めて頂けるなんて、以前まで考えられませんでした」と笑顔を浮かべます。

社長の期待通り、この1年間で会社は大きく変化。女性ドライバーはそれまでの1名から9名まで増え、以前よりずっと明るい職場の雰囲気になりました。さらに、新しい風が吹いたことで、ベテランドライバー達も刺激を受けているのだと言います。

「この業界は古い風習も多く、さまざまな暗黙のルールがありました。例えば、道をお客様に聞くなんてのは、それまではNG。ところが彼女たち『分からなければ聞けばいい』って言うんですよ。『それでいいんだ』って、皆が感心しました(丹野社長)」

丹野社長は出発時に顔を合わせると、必ず見送りをしてくれるそう。「あの笑顔を見ると安心する」と女性たちから評判です。

アットホームな会社「ハロータクシー」をcheck

悩んでいた2人が、運転席から見つけたこと。

これから初めての冬道運転を控える2人。ドキドキしつつも、日々さまざまなお客様との出会いが、働く原動力になっていると話します。最後にいま、生き方に悩んでいる女性へのメッセージを2人に聞いてみました。

「子育てだけに熱中してしまうと、やっぱり疲れてしまいますよね。ママにとって、仕事は“息抜き”であっていいって思うんです。私は戦場のような朝の準備を終えてからこの会社につくと、何だかホッとするんです(吉田さん)」

「悩んでいるのは自分だけじゃありません。どんなに苦しい状況でも手を差し伸べてくれる人々や居場所が必ずあります。諦めずに前に進んでみると、そんな出会いが待っているのではないでしょうか(平田さん)」

Information

【日北交通株式会社】
北海道札幌市清田区美しが丘1条3丁目1番1号
TEL.011-881-1711

◆タクシードライバー募集中
日北交通株式会社ではドライバーを募集しています。パート、アルバイト希望は1日3時間から。しっかり稼ぎたい方はフルタイムも可能です。子どもの送迎、親の介護、趣味など、一人ひとりに合った働き方を提案します。ほか保育支援手当や、入社後1年間の最低給与保証もあり、タクシーの運転に必要な「第二種運転免許」がない方は、入社後の取得費用を全額負担します。
詳しい情報やお問い合わせは、こちらまで。

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Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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